二人分の教育費貯められないから一人っ子

  • なんでも
    • 455
    • ランプ
      21/09/18 22:07:08

    >>422
    その方以外にも、Ono(2004)、平尾(2006)、橘木・八木(2009)の研究でもきょうだい数が増大すると学歴が低下することを検証していますし、海外でも研究が進んでいます。
    この知見は Blak(e 1989)の「資源希釈説」や、
    Becker and Lewis(1974)の「質と量の代替性説」
    と符合します。詳細を述べると、Ono(2004)は
    きょうだい数が多くなると、大学への進学が減
    るとし、橘木・八木(2009)は、きょうだい数
    が増大すると学歴が低下すると述べています。

    また、中央大学経済学部の松浦教授はいわゆる人が属する「準拠集団内」(同一の地域、同一の学歴、同一の年齢など)の平均世帯収入と自分の世帯収入の差を「相対所得」と定義し、以下の分析結果を発表しています。

    1. 母親が高学歴であるほど子供ひとり当たり養育費が高くなる
    2. 母親が高学歴であるほど子供数は少なくなる。
    3. 相対的低収入層では本人世帯収入が平均世帯収入に近づくと出生確率が上昇する
    4. 「相対所得」が高い(自分のほうが平均より世帯収入が高い)と養育費が高くなり、その結果、出生確率が低下する。
    つまり、1と2は、要するに母親の学歴と子供の数がトレードオフの関係にあるということです。

    最後に、アメリカの独立研究機関「East-West Center」(ハワイ)の人口健康研究部シニア研究員およびコーディネーターであるロバート・D・ラザフォードなどによる日本の1966年から2000年までの学歴と出生率に関する調査でも、母親の最終学歴が中卒、高卒、大卒と上がるにつれて、子供の数は少なくなっています。ここで再び冒頭の読者の仮説を検証すれば、「貧乏人の子沢山」ではなく、「低学歴の子沢山」ということになります。

    どちらにも、メリット・デメリットはありますが、私は争ってはいませんよ。

    • 2
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