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モモ
息子が幼稚園に通っていたころ、ママ友関係で大きなストレスを抱えた女性は、転勤をきっかけにママ友は作らない!
と心を決めます。
おかげで変なトラブルに巻き込まれたり、気を遣いすぎてすり減ったりすることもなく平和な日々を過ごしていたのですが……ある日、息子が親しくしていたお友だちから仲間外れにされていることを知ります。
「まさか、これも私のせいだったの!?」
子ども社会に起こった異変とは、いったいどんな影響をもたらしたのでしょうか?
授業参観のときに圭くんママがいたので尋ねてみました。
「息子に聞いたのですが、圭くんに遊ばないよう言ったんですか……? 息子が何かしたのでしょうか」
「いいえ、息子さんは関係ありません。あなたが理由です」
聞いた私も私ですが、こんなにハッキリと「お前が悪い」なんて言われたら、言葉も出てきません。
「ママ友の交流に一切参加していないの、お宅だけですよ。そのせいで子どもたちの間でトラブルが絶えなかったんです。圭は息子さんと仲良くしていましたけど、他の子と遊ぶ時間を削って、その時間を作り出してたんですから」
私のせい?
詳しく話を聞くと、クラスや学年でママ友グループがいくつもあり、みんなそれぞれのグループで休日に集まって遊んだり、お互いに助け合ったりといういい関係を築いているのだとか。
その活動が、かなりみんな盛んなようで、子どもたちも自然とグループになりやすく、休み時間にやる遊びは、ママ友交流会でやったことのある遊びばかり。
ルール説明から始まる息子と、みんな初めのうちは仲良くしていたようですが、次第に
「いつもと人数が違うとやりづらい」
と感じるようになって、気がつけば息子が輪から外れている……のだとか。
圭くんと息子は気が合うため、何かと一緒にいることも多かったようです。
でも、圭くんだっていつものメンバーとも遊びたい。
そんな葛藤を抱えていることを知った圭くんママは、私の息子とは遊ぶな、と言ったそうなのです。
これが現実。ママ友社会が支えていた子ども社会。
家に帰ってから息子に話を聞くと、誰々はいつもなわとびをしていて、こっちの子達は遊具が好きで、僕は圭くんと遊ぶか、お絵描きしてる。とのこと。
「あとね、はるきくんって子はね、僕の消しゴム取ったりする」
程度こそ軽いものの、いじめに遭っているなんて。
私が「ママ友いらない」と交流を絶ったために、子ども社会にこんなにも大きな影響を与えてしまっていたなんて。
それからは少しずつママ友交流に積極的に参加するようにして、4年経った今では、息子は元気に学校へ通っています。
(廣瀬伶/ライター)
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