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海水浴場が開設されていない海岸で、海水浴などを楽しむ若者グループ=徳島市川内町の小松海岸
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い海水浴場の開設を中止した県内の海岸で、若者や家族連れの姿が目立っている。監視や救護などの安全対策が取られていない中、海水浴やサーフィンを楽しんでいる。海岸は自然公物のためレジャーを禁止できない。各自治体は水難事故への注意を呼び掛けるしかなく、気をもんでいる。
県内では2年連続で全6カ所の公営海水浴場の開設が見送られたものの、一部の海岸では連日、家族連れらが訪れている。
松茂町の月見ケ丘海岸に隣接する月見ケ丘海浜公園は、海水や砂で汚れた体を洗う温水シャワーを備える。指定管理者のスタッフクリエイト(徳島市)によると、7月の利用実績は760回で、昨年同月の約2倍に増えている。
海浜公園の駐車場には県外ナンバー車も並ぶ。京都市から息子と訪れた30代女性は「県境を越えても越えなくても(新型コロナの)感染リスクは変わらない。マスク着用や手指消毒などの対策をして、各自が判断すればいい」と話した。
徳島市の小松海岸にも若者グループなどが詰め掛けている。海岸では昨年8月、高校生が遊泳中に死亡する事故が起きた。事故について知らないという香川県の大学生4人組は「水難事故には気を付ける」と話し、大きな浮き輪を抱えて海に走り込んだ。
来場者が昨年より減っている海岸もある。阿南市によると、北の脇、淡島の両海岸は昨年より減少。美波町も田井ノ浜海岸の人出について「今年は数えるほど」という。海陽町は「大砂海岸の人数はカウントしていない」としている。ただ、いずれの海岸も安全対策が十分ではなく、各自治体は「できれば水に入らないでほしい」と訴える。
県内の海岸を管理する県運輸政策課は7月10日〜8月22日、各海岸に啓発推進員を2人ずつ(北の脇と淡島は両海岸で計2人)配置し、水難事故防止を呼び掛けている。担当者は「海岸は誰もが自由に利用できるという原則があり、立ち入りや遊泳を禁止できない。安全確保については自己責任なので、くれぐれも気を付けてほしい」と話した。
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