いい肥満と悪い肥満

匿名

テッポウ

21/07/10 17:51:51

太りすぎ・肥満は体によくない。生活習慣病の原因だと言われて久しいが、最新の研究では、肥満=不健康ではないことが分かってきたという。肥満の中にも「いい肥満」と「悪い肥満」があるのだ。アメリカ・ヨーロッパの肥満者12万人を対象にした研究によると、全体の24%の人は、肥満しているものの病気のリスクが低い、健康的な肥満?だということが分かったのだ。最新の研究に基づいた肥満学を紹介したい。

皮下脂肪か、内臓脂肪か
肥満とは、BMI(体重と身長から算出される肥満度)25以上の数値のことを言う。しかし、同じウエストサイズ、同じぽっちゃり体型でも、実は全く健康的な「いい肥満」と「悪い肥満」がある。実際、番組には、体系的には肥満していても、血液検査の数値は、まさに健康体と言えるモデルが出演する。カギは、脂肪の内訳だ。

・皮下脂肪型肥満→いい肥満
・内臓脂肪型肥満→悪い肥満

女性の肥満
女性は皮下脂肪型肥満が多い。太ももやお尻などに脂肪がつきやすい。いわゆる、洋ナシ体型だ。しかし、これは健康か否かを問えば、さして「悪い肥満」ではないのだ。そもそも、女性ホルモンは皮下脂肪をためやすい働きをする。女性が、ふくよかなのは、歴史的に見ても美の基準にかなっている。細い女性がもてはやされるようになったのは、1970年代からのことだ。

男性の肥満
それに対して、男性はリンゴ型肥満が多い。お腹がポッコリ出ていて、手足は細いおじさんは多い。これは、血液検査の数値も悪くなる傾向がある。脂肪は、皮下脂肪からついていき、その後、内蔵脂肪に発展していく。男性の場合は、そもそも、皮下脂肪を蓄えるだけの器が少ない(身体的な造りとして)のだ。

内臓脂肪の炎症を抑える

皮下脂肪より、内蔵脂肪のほうが健康リスクが高いのは、内蔵脂肪が炎症を起こすからだ。内臓脂肪は腸管に近く、免疫細胞が誤って脂肪細胞を攻撃するリスクが高いからだという。しかし、「アディポネクチン」というやせ型の人が持つ脂肪細胞から出てくるホルモンが豊富に分泌されている人は、内臓脂肪型でも比較的健康的だという。

そこで、番組では、アディポネクチンが分泌されやすい食事スタイルを紹介していた。

1:果物を1日最低二種類
2:野菜を両掌に1日二杯
3:玄米や全粒粉を主食に
4:アマニ油やオリーブオイルなどの健康に良い油を摂る
この食生活をした、ポッチャリ型芸人の中性脂肪は、わずか一週間にも関わらず下がっていた。

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