平野啓一郎氏　河野太郎行改相のファクス廃止断念に「威勢のいいパフォーマンスだけ」

2021年7月8日 12時56分スポーツ報知

　芥川賞作家の平野啓一郎氏が８日、自身のツイッターを更新。河野太郎行政改革担当相が６月に霞が関の全省庁に要請したファクス廃止に対し、「できない」との反論が数百件寄せられ、政府が全廃を事実上断念したことについて、私見を述べた。
　この日、断念の理由は情報漏えいの懸念や通信環境への不安などが理由で、今後もファクスの一定程度の使用を認める方針となったという記事を貼り付けた平野氏。
　「反対する方もする方だが、ただ、大臣も命令すれば何でも言うことを聞くと、簡単に考えすぎだろう」とつづると、「命令→反対で断念、というのは、あまりにも幼稚で、問題点を解決しながら物事を前進させる能力が全くない。外交でもそうだった。威勢のいいパフォーマンスだけ」と厳しい筆致で続けていた。