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- 21/06/18 18:45:47
【除染土県外利用】有言実行を求める(6月18日)
会見で小泉環境相は「ここ(長泥行政区)だけにしておくわけにはいかない」とし、「個人としての考えでは、国会議事堂にも敷地があり、そういったところも含め、あらゆる可能性を模索して具体的な(再生利用の)案件をつくっていく」と述べた。
除染土の再生利用の先には、残る除染廃棄物の県外最終処分が控えている。国民理解の醸成を図るため実証事業は県外でこそ推進すべきだろう。
以前、環境省幹部に東京五輪の関連公共工事現場や東京にある新宿御苑での実証事業の可能性を問うた。
いずれも冗談だと思ったようで、笑って受け流された。
原発事故に伴う処理水処分への対応にも共通するが、国は県外で理解を求める取り組みに極めて消極的に映る。
理解を得るのは面倒。面倒なことは県内だけにとどめ置き、時間切れを待つ。そんな思惑があるのではないかと勘繰りたくなる。
平沢勝栄復興相(福島高出身)は今月一日の閣議後会見で「(除染土の)再生利用は大変重要な課題」と述べ、除染土を再生利用した鉢植えを復興庁に設置する方針を示した。
県民からみれば「重要な課題」への対応が鉢植えの設置という発想こそ悪い冗談にしか思えないだろう。
小泉環境相に協力を依頼されたというが、まさか、これが「政治主導」の成果ではあるまい。
ソース(福島民報)
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2021061887555
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