- なんでも
- レンレン
- 21/06/17 01:40:29
6月15日、イギリスのチェスター刑事裁判所は、コリーヌ・ベインズ(59)に有罪判決を下した。ベインズは、就寝中の夫(当時81歳)にバケツいっぱいの熱湯を飲ませ、殺害した罪に問われていた。その熱湯には3キロもの砂糖が溶けていたという。
2020年7月14日、ベインズは沸騰したお湯に大量の砂糖を溶かし、就寝中だった夫の口に無理やり流し込んだ。
きっかけは夫との些細な口論だったという。犯行直後、ベインズは近隣住民宅を訪れて助けを求めたが、これも夫の救命措置を遅らせるための「時間稼ぎ」だったことがわかっている。
住民の通報で駆けつけた警官は、ベッドのうえで悶え苦しむベインズの夫を発見し、すぐさま近くの病院に搬送したが、およそ1カ月後に死亡した。
熱湯を飲み込んだ影響で、体の36%がヤケド状態だったといい、その悲惨さが伺える。
そもそも、寝ている間に熱湯を飲まされる苦痛は想像を絶するものだが、なぜベインズは砂糖を入れたのか。事件を担当した刑事は、こう語っている。
「砂糖が溶けた水は濃度と粘度が高い状態になり、しかも(浸透圧により)急速に体内に吸収されることになります。助けを呼ぶ余裕もないほど激しい痛みに襲われたはずです」
怒りにまかせて及んだ凶行に対し、ネットでは
《人間って怖いよな》
《寝るときには必ず鍵を閉めておくよ》
といったコメントが並んだ。
38年間ともに歩んできた夫婦の最後は、けっして甘いものではなかったようだ。
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