- ニュース全般
- センボン
- 21/06/13 22:40:19
川崎市は13日、新型コロナウイルスのワクチンを保管していた超低温冷凍庫内の温度が規定を超えてしまったとして、6396回分を廃棄すると発表した。温度上昇の原因は不明だが、冷凍庫メーカーはこの冷凍庫を含めて全国294台の回収・交換を進めている。
埼玉県桶川市は11日、新型コロナウイルスワクチン1箱(1170回分)を誤って冷凍庫で保管せず、使用できなくなったと発表した。市は、すべて廃棄処分にするという。
令和3年6月10日(木曜)に、堺市の新型コロナウイルスワクチン集団接種会場(ホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺)において、ワクチン保存用の冷蔵庫に電源が入っておらず、管理温度を超過して新型コロナウイルスワクチンを保存していたことが判明し、76バイアル(456回接種分に相当)のワクチンを廃棄
大田市は6月9日、市内の民間医療機関が冷蔵庫で保管していた新型コロナウイルスワクチン158回分を廃棄
神戸市では5月11日、配送業者が市内3か所の集団接種会場にワクチンを届けた際、保冷容器から出した状態で現地スタッフ(委託業者)に受け渡された。この時、冷凍庫のカギを持った市職員が不在だったため、常温で約2時間放置された結果、960回分が使えなくなった。
和歌山県有田川町では、冷凍庫の温度が上がり、990回分が廃棄処分に。町によると、停電対策で6月1日に非常用電源に切り替えたところ、2日朝、冷凍庫内の温度が11・2度に上昇していた。冷凍庫への配線が約60メートルと長く、電圧が弱まって電力が不足したとみられるという。
福岡県大牟田市の国立病院機構大牟田病院でも、5月28日、冷凍庫からワクチン175瓶が入った箱を取り出し、1瓶を抜き取った後、残り174瓶を常温で約3時間放置。1044回分が無駄になった。
東京23区と道府県庁所在市の計69自治体に取材したほか、各地の自治体で公表されたケースなども含めて集計。その結果、これまでに廃棄されたワクチンは7000回分以上となることがわかった。
予約した人が接種会場に現れず、泣く泣く廃棄するケースも後を絶たない。
静岡市では、5月26、27日の2日間の高齢者向けの接種で、キャンセルなどにより約30回分が余った。急きょ保健所の職員らに打ったが、19回分は接種希望者が見つからず、廃棄した。
- 0 いいね