福島の一部中学 男女同室の着替えはなぜ?予算難、移動時間不足で

匿名

ヒモ

21/06/09 11:59:15

中学生が登校後に制服から体操着に着替える際、更衣場所を男女同室としている福島県内の中学校がある。生徒と保護者は「多感な時期になぜ」と疑問の声を上げる。制服の中に体操着を身に付け通学する生徒が多く、暑さが増すこれからの時期は体調への影響が懸念される。専門家は、更衣環境を改善する必要性を指摘している。

「着替えは三年間、男女同じ教室で」。今春、郡山市の中学校に入学した女子生徒(12)は教師の言葉に耳を疑った。卒業した小学校では四年生から男女別室で着替えており、中学校でも別室だと思っていた。

男女隣同士の席で着替えを済ませなくてはならない。その日は周囲の目を気にしながら、壁を向くようにして服を替えた。翌日からブラウスの中に学校指定体操着のTシャツを着用し、スカートの下には半ズボンを履いて登校している。

女子生徒は教師に空き教室の利用を求めたが「移動時間が足りない」「空き教室が遠い学級と近い学級があり、不公平になる」などと説明され、許可されなかった。水泳の授業で水着になる際は男女の更衣場所が別になるものの、夏でも制服の下に体操着を着るため、健康への不安もぬぐえない。

ある保護者は「服の中に体操着を着る環境自体がおかしい」と指摘する。市内の別の学校に通う男子生徒(12)も「中学生で(男女が)一緒に着替えるのは、世の中の基準とずれていると思う」と疑問視している。

文部科学省は2006(平成18)年6月、各都道府県教委に、着替え環境について発達段階を踏まえた対応を求める通知を出した。県教育庁義務教育課によると、男女別の着替え場所を設けるかは各市町村や校長の裁量に任されている。正式な調査はしていないものの、県内各地に着替え場所を男女同室としている中学校があるという。

男女の着替え場所を同室としている郡山市の中学校教頭は「時代の変化に合わせたいが、予算的に設備を整えることが難しい」と理由を挙げる。元中学教諭は「更衣室のような生徒だけの空間はいじめなどのリスクにつながり、整備が進まないのでは」とみている。

一方、男女別室での着替えを実践している学校もある。郡山市のある中学校では空き教室を活用したり、更衣室を設けたりしている。別室で着替えをしている学校の教頭は「時間割を調整し、休み時間が長い時に着替えられるよう配慮している」と話す。

ジェンダー・セクシュアリティや教育社会学に詳しい福島大教育推進機構の前川直哉特任准教授は、改善のためには明確なルールづくりと、教職員含む大人の意識改革が不可欠だとする。男女の二分化だけでなく、性的マイノリティーや体にあざや傷があり、体を見られることに抵抗感を持つ生徒もおり、柔軟な対応が求められる。「子どもの声を『わがまま』と後回しにせず、切実なSOSとして察知する力が必要」としている。

福島民報 2021/06/09 10:10

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