鹿児島市で乳幼児遺体を放棄２４歳の母親を逮捕

鹿児島市の集合住宅で、出産間もない乳児の遺体を放置し遺棄した疑いで２４歳の母親が、２６日、逮捕されました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市鴨池１丁目の無職・川畑美幸容疑者（２４）です。鹿児島中央警察署によりますと、川畑容疑者は今月上旬、１人暮らしをしていた集合住宅の１室で男の子を出産した後、男の子の遺体を自宅に放置し、遺棄した疑いがもたれています。
今月９日の朝、川畑容疑者自ら「５日ぐらい前に出産した子どもが亡くなっている」と消防に通報。駆けつけた救急隊員が男の子の遺体を発見し、その後、警察に通報しました。警察は、出産の影響で入院していた川畑容疑者の退院を待って、２６日に逮捕したものです。
（集合住宅の住民）「びっくりした。まさか赤ちゃんとは」
（集合住宅の住民）「物音はしなかった。赤ちゃんの声は聞いていない」
発見された当時、男の子は何も身に着けず、ビニール袋に入れられ、屋内に置かれていたということです。目立った外傷はなく、警察は遺体を司法解剖し死因を調べています。
調べに対し川畑容疑者は「遺体を放置したつもりはない」と犯行を否認した上で、「出産した記憶もない」と供述をしているということで、警察は事件のいきさつなどについて詳しく調べています。