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- 匿名
- 21/05/11 15:43:22
2021年5月11日 13時30分
新型コロナウイルスの感染が急拡大した札幌市では、「まん延防止等重点措置」の適用(期間は9~31日)で感染対策が強化された。学校では部活動の原則休止や修学旅行の延期といった従来の対策に加え、「運動会や体育祭の中止や延期、縮小」も打ち出された。札幌市ではこのシーズンに多い体育行事への影響は大きく、現場は対応に追われている。
札幌市では例年、5月から6月上旬にかけて、多くの小学校で運動会が行われる。市教育委員会は小学校の運動会について、実施が困難と判断した場合は延期も検討することなどを求める通知を8日に出した。
市教委によると、5月中に運動会を行う予定の市立小学校は、全197校中103校。もっとも早い22日に予定している学校が4校あり、29日には91校が予定している。
発寒南小(札幌市西区)では22日の予定だったが、9月下旬への延期を決めた。感染状況が落ち着くまで時間がかかるとの判断だ。田中義直校長は10日、全校放送で「日にちは延びたけれども、走る力や表現する力をさらに積み重ねてもっと伸ばしてほしい」と子どもたちに説明した。各教室では子どもたちが真剣な表情で聞いていたという。
別の小学校では5月下旬に平日3日間に分け、2学年ごとに実施する予定だったが、6月上旬への延期を決めた。延期後も同様に3日間に分散する。各学年とも短距離走とよさこいやダンスなど、十分に距離の取れる表現活動の2種目に限定し、30分程度で終える計画だ。保護者は1家庭2人までとし、児童の入退場や保護者の入れ替わりの動線が重ならないよう工夫し、密を避けるように配慮しているという。
学校側は、準備してきた子どもたちのモチベーションを考え、「教育活動を止めないように」と、なるべく長期間の先延ばしを避けたとしている。
同様に5月下旬に3日間の分散開催を予定していた別の小学校も延期を決めた。延期後の実施時期は6月中旬と9月の2案を考えているという。重点措置の期限の今月31日の前に感染状況を見て、どちらの案にするか再度検討する「二段構え」で対応するという。
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石田三成