「何の予習もせずに行き反省…」10歳、8歳の子供と遭難 父親が語った山中の一夜

匿名

片倉小十郎井伊直政

21/05/05 18:52:58

富山県と石川県にまたがる山で、4日から行方が分からなくなっていた8歳と10歳の子どもを含む親子3人が5日朝、無事に救助されました。「子どもと寄り添い暖をとった…」、山の中で一夜を過ごした父親が当時の様子と心境を語りました。

*救助された飯田泰広さん「午後7時から動かない。その場にずっといて、子ども達と寄り添って暖をとるという感じ。無駄な動きをしなかった。(子ども達は)寒い寒いって言ってました」
こう語るのは、救助された石川県金沢市の薬剤師、飯田泰広さん(44)です。
飯田さんは10歳と8歳の子ども2人とともに、山の中で一夜を明かしました。
県警によりますと、飯田さんが富山県と石川県にまたがる医王山に出かけたのは4日午後0時半ごろ。42歳の妻と69歳の妻の母、それに長男の影虎君(10)、長女の千尋ちゃん(8)、5歳の次男とともに鳶岩と呼ばれる岩場へ向かいました。
しかし、下山途中に4人の行方が分からなくなり妻が通報。

69歳の妻の母は4日夜のうちに救助されましたが、残る親子3人とは連絡が取れないままで、捜索は5日朝6時半から再開されました。
そして、消防のヘリコプターが手を振っている飯田さんを発見。午前8時過ぎに県警のヘリコプターが親子3人を引き上げました。
*先に下山した飯田さんの妻「医王山登山は何回もしていたので軽く思っていた。本当に、本当にみなさんで探していただいて感謝です」
3人は病院に運ばれましたがケガはなく、命に別状はありませんでした。
*県警山岳警備隊 飛弾晶夫隊長「発見した場所が、登山道から離れた急な斜面のテラスのような場所で、それ以上動けないような場所でじっとしていた。声が届かなければ、救助できなかったような場所。衰弱は見られたが、一晩やり過ごした」

3人が見つかったのは、鳶岩から200メートル離れた山の斜面。下山する際に岩場の鎖が切れていたため、飯田さんたちは迂回しようと、慣れていない道を選んだといいます。
*救助された飯田泰広さん「普段だったら鳶岩に行ってそのまま帰ってくる予定だったが、今回は違うルートで遠回りして帰ったことが(遭難の原因)。山に慣れている訳ではないが、何の予習もせずに行ったことに大変反省しています。本当に申し訳ございませんでした」
県警によりますと、県内の山岳遭難は先月が8人、今月は5日までに9人と大型連休中に増え、「道迷いによる遭難」が半数以上を占めているということです。
*県警山岳警備隊 飛弾晶夫隊長「春山といっても、日の当たらない谷筋などにはまだ雪が残っている場所がある。そういったところは、登山道が隠れていたりする。迷わないように、ちゃんと事前に調べて、どんなルートか把握をして、入山するときには地図や携帯のアプリを使って、現在地を把握できるようにして登山していただければいい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb1bfb938074e51cb6e856d03c7c3e5c42eed0c6

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