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- 立花道雪
- 21/05/02 19:46:58
村田製作所、2020年度は売上高・利益とも過去最高に
2021年4月28日
村田製作所は2021年4月28日、2021年3月期(2020年度)通期の決算説明会を行った。2020年度の売上高は前期比6.3%増となる1兆6302億円、営業利益も前期比23.7%増の3132億円となり、売上高、営業利益とも過去最高となった。
村田製作所は2021年4月28日、2021年3月期(2020年度)通期の決算説明会を行った。2020年度の売上高は前期比6.3%増となる1兆6302億円、営業利益も前期比23.7%増の3132億円となり、売上高、営業利益とも過去最高となった。純利益は2371億円。営業利益率は19.2%で、前期比2.7ポイントの上昇となっている。
製品別では、コンデンサーの売上高が6265億円で前期比12%増となった。圧電製品では、圧電センサーがカーエレクトロニクス向けで減少。その他コンポーネントではリチウムイオン二次電池が、モジュールでは樹脂多層基板(「メトロサーク」)がスマートフォン向けで減少した。
村田製作所の上席執行役員で、企画管理本部 経理・財務・企画グループ統括部長の南出雅範氏は、「樹脂多層基板やリチウムイオン二次電池の売上高がやや減少したものの、主力製品である積層セラミックコンデンサー(MLCC)が幅広い分野で堅調であることに加え、インダクター、コネクティビティモジュールがPC向けで増加、高周波モジュールもスマートフォン向けで増加した。その結果、為替変動の影響があったにもかかわらず、増収となった」と説明した。
受注残高は、2021年3月末時点で4343億円で、過去最高を更新した。「2020年度第4四半期(2021年1~3月期)の受注は、前年が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で受注が少なかったこともあり、幅広い用途で受注が増加し、前年同期比で大幅に増加した」と南出氏は説明する。「スマートフォン市場では中華系スマートフォンメーカーが生産を増加し、消費者市場では、半導体の供給が回復したあとの生産拡大に向けて在庫を積み増しする動きが見られる」(同氏)
〈以下略、全文は元記事参照〉
EE Times JAPAN
https://eetimes.jp/ee/spv/2104/28/news151.html
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