「言葉が凶器に」　熊本いじめ自殺、両親が同級生4人を損賠提訴

　2018年に暴言などのいじめを受けて自殺した熊本県立高3年の深草知華（ともか）さん（当時17歳）の両親が、いじめたとされる当時の同級生4人に計1100万円の損害賠償を求める訴えを熊本地裁に起こした。

　提訴は28日付。深草さんは18年5月17日に学校で体調不良を訴えて早退。「『しねばいい』と言われた」などと記した遺書を残して自宅で倒れているのが見つかり、18日未明に死亡した。

　県教育委員会が設置した第三者委員会は19年3月の報告書で、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿された内容を巡って、深草さんが早退する前に複数の同級生から「しねばいい」「視界から消えればいいのに」などと言われていたと認定。一連の暴言を含む同級生の行為5件をいじめと認め「自死に影響を与えた」と判断した。

　両親はいじめの中心だったとみられる4人に深草さん本人が受けた精神的苦痛に対する慰謝料などを請求。深草さんの父智彦さん（45）は取材に「言葉が凶器になって娘を死に追い詰めたことが法的に問題があると認めてほしい。同級生も事実を受け止めてほしい」と話した。【城島勇人】
https://news.yahoo.co.jp/articles/52698c15ce23a4617f0b86076475ebce4c07e71b


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