- なんでも
- 清水宗治
- 21/04/13 18:59:36
東ちづるさん”燃料投下” こうすれば良かった…
2021年4月8日
(略)
■発端は東ちづる氏が伊是名氏の投稿をリツイート
東ちづる氏は4日に、伊是名氏の投稿をリツイートした。伊是名氏の「JRで車いすは乗車拒否されました(http://blog.livedoor.jp/natirou/archives/52316146.html)」と題するコラムを紹介する投稿を拡散したのである。
熱海駅長を含む駅員4人を動員させ、無人駅の来宮(きのみや)駅で電動式の車椅子を階段で降ろさせた経緯を紹介したもので、この時、東ちづる氏は「友だちのなっちゃんこと伊是名夏子さん。この現実を共有。何をどうすればいいか、つながりながら考えたいので。」とコメントを添えた(東ちづる氏ツイート4月4日22時21分公開)。
伊是名氏のTwitterが炎上した影響を受け、東ちづる氏のリツイートにも100を超えるコメントがつき、その多くが批判的なものであった。この状況で、以下のようにツイートした。
異論や思うことを伝えるのはもちろんいい。自由。だが、誹謗中傷は表現の自由とは言えない。リツイートした私への攻撃もロジックのない罵りばかり。精神的にダメージを与えて憂さ晴らしをしたいのかなあ。生きづらい人、多いんだなあ。これって、個人の問題じゃない。社会の問題なんだけどなあ。(東ちづる氏ツイート4月7日21時5分公開)
これに対しても批判的なコメントが50近くついている。このツイートは日刊スポーツ電子版でも「東ちづる、車いす問題リツイートで攻撃受け『社会の問題なんだけどな』」というタイトルの記事にまとめられ、公開された(日刊スポーツ電子版4月8日付け)。
■東ちづる氏の目眩し的手法による主張
問題を分かりやすくするために伊是名氏の主張を、主張の中身と主張の方法、便宜的に①実体と②手続きとして、分けて考えてみよう。
①実体:駅のバリアフリーは依然として進んでいない
②手続き:無人駅に乗り込み、駅員を動員させて問題の存在を世間に示す
①は社会的な問題であり、②は伊是名氏の個人の問題である。それゆえ東ちづる氏は、伊是名氏に関する騒動の本質は①の実体としての社会問題、公共性のある問題であるから、伊是名氏個人を責めるのではなく、バリアフリーが遅れている現状を考えるべきと言いたいようである。
一見、筋が通っているように見えるが、これは単純な目眩しと言っていい。なぜなら、多くの国民が怒っているのは②の手続きとしての個人的問題で、①については問題にしていないからである。
①の駅のバリアフリーが進んでいないことを、よく知らない人もいるはず。特に都内で暮らす人間には無人駅の存在そのものが想像しにくい。(略)
このように一律に答えが出しにくい問題であるから、伊是名氏が①の社会問題を主張すること自体、何の問題もない。主張することだけで伊是名氏を、責める人などいないと思われる。
■多くの人が問題にする主張の方法=手続き
多くの人が問題にしているのは②である。バス、タクシーなど代替え手段があるのにそれを使用せず、JRに過剰なサービスを要求し、お礼も述べない失礼な方法で①を主張しなければならない理由があるのか、という点に一般の国民は憤慨していると思われる。
伊是名氏は自身のブログで、あるいは社民党の常任幹事の立場であるのだから社民党を通じ、「来宮駅のバリアフリー化を」という政策提言、そのような手続きで①を主張すれば、多くの国民から責められることはなかったはず。
>>1に続く
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