- なんでも
- 片倉小十郎井伊直政
- 21/04/11 14:54:09
日和幼稚園の園児12人を乗せた送迎バス。地震直後に園を出発し、南浜町などを回り5人の子どもを降ろした後、避難者でごった返す門脇小校庭に停車した。
「バスを戻せ」。当時の園長、斎藤紘一さん(66)の指示を受け、幼稚園から教員2人が小学校脇の階段を駆け下りた。バスに追いついたが、園児を連れ戻すことはなかった。
バスは再び出発した。途中、迎えに来た母親に園児2人を引き渡した。日和山に通じる坂の上り口で、バスは津波にのまれ、流された家に押しつぶされた。
門脇町・南浜町地区一帯はすっかり炎に包まれ、13日午後6時ごろまで燃え続けた。
14日、バスに乗っていた5人の園児は変わり果てた姿で見つかった。
蛇田の佐々木純さん(32)は次女明日香ちゃん(6)を亡くした。「奪われずに済む命だった」。現場に行くたび、切なさがこみ上げる。「私、亡くなったこの子に会いたくて溜まりません。」涙ながらに語る亡くなった園児の母親に園長はただ謝罪する事しか出来なかった。
まとめると、
地震発生→高台なのにわざわざ降りて園児を保護者へ返す(ここが謎)→バスだけ回収し残った園児も返そうとした時に津波に襲われたのとそれによる火災で園児死亡(証言者によれば数分園児が助けを求める声がしたとの事だが暗闇と混乱、家材で助けられなかったと。)
マニュアルに関して職員が認識をしてなかったのと、冷静であるべきの園長が混乱してしまった事が重なった悲劇。同様に小学校でも逃げ遅れた生徒が津波に襲われ亡くなった件もあった。
今回はマニュアルが甘かった事が大きいけど、自然災害だから完璧な対応も難しいと個人的には思う。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
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