68歳男性､赤信号を意図的に無視して軽トラで親子はねる…子供は20mひきずられ多発外傷で死亡

横断歩道で父子はねられ、小５の娘は２０ｍ引きずられて死亡…赤信号無視の運転手を在宅起訴

2021/04/01 12:07

　東京都葛飾区四つ木の国道６号で昨年３月、横断歩道を渡っていた父子が軽トラックにはねられて死傷した事故で、東京地検は３１日、運転者の高久浩二容疑者（６８）を自動車運転死傷行為処罰法の危険運転致死傷罪で東京地裁に在宅起訴した。

　起訴状では、高久容疑者は昨年３月１４日午後８時４５分頃、赤信号を意図的に無視し、時速約５７キロで現場の交差点に進入。横断歩道にいた小学５年波多野耀子さん（当時１１歳）と４０歳代の父親をはねた後、波多野さんを約２０メートル引きずり、多発外傷で死亡させたほか、父親にも左足骨折の重傷を負わせたとしている。

　警視庁は高久容疑者を現行犯で逮捕後、過失運転致死傷容疑で送検。地検は在宅に切り替えて捜査を継続し、より法定刑の重い危険運転致死傷罪を適用した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210401-OYT1T50121/