保育園の兄弟別園問題。臨月のお腹を抱えて自転車3人乗り、3度目の転園申請も叶わず仕事復帰に不安

匿名

馬場信春

21/02/16 08:50:18

https://news.yahoo.co.jp/byline/osakabesayaka/20210216-00222776/

待機児童問題の方が大きく、保育園に入園できただけマシとして、あまり重きを置いてもらえないのが認可保育園の兄弟別園問題。
先日、神奈川県逗子市に住む女性から連絡をもらい、あまりに大変過ぎるその実態を聞いた。当事者から聞いた別園のデメリットや入園の選考基準、行政への取材を以下に綴る。
●臨月のお腹を抱えて自転車3人乗り、3度目の転園申請も叶わず

佐藤さん(仮名)は3年ほど前に、1歳、3歳の子どもを連れて横浜市から逗子市に引っ越した。年度内の認可保育園の入園は絶望的であることから、4月入園のタイミングを図り、少しでも優先してもらえるよう横浜市では認可外保育園に預けて、加点の対象となる準備をして逗子市に入園申請をした。
ところが、兄弟は別々の園となってしまった。2つの園は2駅分ほど離れた距離にあり、公共交通機関を使用するにも不便な場所だった。自宅→A園→B園→B園の最寄り駅より出勤(自宅→B園最寄り駅の距離4.6km)
車での送迎は、コインパーキングを使用と両園から言われているため、双方の駐車料金だけでも年間11万円ほどの費用となってしまう。ファミリーサポートの登録は済ませているが、2つの保育園が離れているため、支援がなかなか得られない。
夫は引っ越し当初は単身赴任で育児参加できず、実母は闘病中、義理の両親は地方在住で手助けを得られなかった。仕方なく佐藤さんは2人の子どもを自転車に乗せ、自宅からの送迎と子どもの園への引き渡しで片道1時間余りを費やすこととなった。
逗子市の場合、年度内での転園はできず、1年は同じ園に通わせるルールになっている。引っ越しから今年で3回目の申請をしたが、兄弟を同園にしたいという希望は叶わず、2人の子どもは3歳と5歳になった。
佐藤さんは現在臨月で、来月(3月)には第三子を出産予定。妊娠の早い段階から、産婦人科の医師には自転車の送迎をやめるように忠告を受けていたが、仕事を続けていく上で保育園の送迎をやめるわけにはいかず、今までやり過ごしてきた。(なお、現在は休業に入ったため車で送迎しているが、交通の利便性が悪く、車でも片道1時間かけている。)
第三子を出産したら、3人の子どもを連れてどうやって保育園の送迎をすればいいのか、頭を抱えて悩んでいるという。(※自転車の4人乗りは道路交通法違反になる)
佐藤さんも夫も医療従事者で、勤務日はシフト制。お互いの職場はコロナ禍で逼迫していて、夫は夜勤もあり、育児のウエイトは佐藤さんにかかっていた。認可保育園を退園して思い切って自宅近くの幼稚園に入園させようかとも考えたが、仕事がある土曜日の預かりを行っておらず、まさに八方塞がりの状態だった。
行政に相談したが、この状況を解決できるような現実的な提案は得られなかった。コロナで医療従事者が不足していて、職場も早期復帰を求めているにもかかわらず、休業後に仕事復帰できるのか、不安でたまらないと佐藤さんはいう。

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