松永久秀
<新型コロナ>ワクチン接種努力義務から妊婦は除外 14日正式承認、16歳以上全員に接種券送付へ
2021年2月13日 22時29分
米製薬大手ファイザー製の新型コロナワクチン(ゲッティ=共同)
米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、
予防接種法に基づき国民に課せられる接種の「努力義務」の対象から
妊婦を外す方向で厚生労働省が検討していることが13日、分かった。
臨床試験でデータが十分集まっていないことが理由。
一方、接種が認められることになった16歳以上の人全員に
接種券とともに個別の案内を送るなどして「勧奨」していく方針だ。
厚労省はワクチンを14日にも正式承認する方針。
努力義務を課されても接種するかどうかは個人の判断に委ねられ、
接種しなくても罰則はない。
厚労省の専門部会は12日、ファイザーのワクチンについて、
臨床試験で安全性や有効性が確認された16歳以上を薬事承認の対象と認めた。
ただし、妊婦はデータをさらに集める必要があり、「
有益性がリスクを上回るなら接種できる」とした。
体の弱い高齢者は本人や家族がワクチンの効果とリスクを理解した上で希望し、
事前の問診で医師が問題ないと判断したら接種できる。(共同)
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