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獣医夢見ていた20歳の大学生、ひき逃げされ死亡 鹿児島市
2021/02/09 19:42南日本放送
獣医夢見ていた20歳の大学生、ひき逃げされ死亡 鹿児島市
鹿児島市で9日早く、男子大学生が車にはねられ死亡しました。死亡したのは、獣医になるのを夢見ていた二十歳の大学生でした。警察はひき逃げ事件とみて捜査しています。
鹿児島中央警察署によりますと、9日午前5時50分ごろ、鹿児島市大竜町の国道10号で自転車で道路を横断していた鹿児島市大竜町の大学生・宮崎大喜さん(20)が車にはねられました。宮崎さんは病院に運ばれましたが、全身を強く打ち、およそ1時間後に死亡しました。
この事故のおよそ3分後、300メートルほど離れた同じ国道10号の柳町交差点付近で、赤信号で止まっていた乗用車に軽乗用車が追突する事故があり、警察は、軽乗用車を運転していた志布志市志布志町の八木優斗容疑者(25)を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。
取り調べに対し八木容疑者は「飲酒運転して追突事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認めているということです。
警察は、八木容疑者が宮崎さんをひき逃げしたあと、追突事故を起こしたとみて捜査しています。
死亡した宮崎さんは、福岡県出身で、鹿児島大学共同獣医学部の1年生でした。馬術部に所属し、毎日、朝早くから大学で馬の世話をしていて、9日もいつもどおり自宅を出たとみられています。
宮崎さんは去年9月、馬術部のホームページに書いた自己紹介で、獣医学部に入った気持ちや、馬術部のやりがいについてつづっていました。
『僕は福岡県出身で動物が好きで獣医になろうと志しましたが学力が足りず、1年間浪人生として勉強した後、念願の獣医学部に入学しました。今年は新型コロナウイルスのこともあり、家にいる時間が多くなっていたので馬術部の活動の量に少し大変さも感じていますが、それ以上に馬に乗る楽しさ、馬の世話をする喜びなどを得ることができて充実した日々を過ごすことができています』
コツコツと努力して上達し、4月からは副主将になることが決まっていました。
(馬術部の先輩)「宮崎くんは必死に(馬に)乗って、必死にうまくなろうとして毎日一生懸命、毎日楽しく馬術をしてた」「誰かに言われるわけでもなく掃除をしたり部室を気付いたら彼が片づけてくれたりとか、気を配っていた」
突然の訃報を受け止めきれない中、昼過ぎに部員10人ほどが集まり、宮崎さんが毎日使っていた乗馬用のブーツやヘルメットなどを整理したと言います。
(馬術部の先輩)「道具も大切に使ってたので壊れたりとか汚れもなく、彼らしいなと感じた」
馬術部の仲間たちは、宮崎さんの乗馬姿を見ることができなかった家族のため、写真や動画を集め、乗馬道具と一緒に送ることにしているということです
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