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- 一条兼定
- 21/02/03 03:15:37
「森側が前事務所に契約終了を申し入れたのは、昨年12月。NHKの朝ドラ『エール』が最終回を迎えた直後だったといいます」(大手プロ幹部)
人気若手女優の森七菜(19)に突如持ち上がった独立騒動が波紋を広げている。
森は昨年「エール」で二階堂ふみ(26)が演じるヒロインの妹役を好演。さらに映画「ラストレター」の主題歌で歌手デビューを果たし、10月期には初の主演ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)が放送されるなど八面六臂の活躍だった。
「天真爛漫なキャラクターと瑞々しい演技を映画監督らが絶賛。今年2月には初主演映画『ライアー×ライアー』の公開も控え、これからますます露出が増えていくという矢先にキナ臭い事務所トラブルが露見したのです」(芸能デスク)
きっかけは1月14日に、100万人以上のフォロワーを擁する森のインスタグラムが前触れもなくアカウントごと削除されたことだった。
「同時に森が所属していた事務所・アーブルの公式ホームページからも写真と名前が消えたのです。その後も同社や本人から何の説明もなく、事務所のスタッフが問い合わせの電話に応じなかったことも混乱に拍車をかけました」(同前)
SMAはエージェント契約を結ぶ方向で調整
翌日、森が“電撃退社”し、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に移籍する方向で調整を進めていると各スポーツ紙が報道。SMAも「現場をサポートしていることは事実です」とコメントしていた。
もっとも、タレントの独立や移籍が一筋縄ではいかないのが日本の芸能界。まして引き抜きをご法度とする業界団体「日本音楽事業者協会」の正会員でもあるSMAは、事態の推移を慎重に見極めている。
「アーブルとの契約期間はまだ1年以上残っていたため、このまま移籍が成立すれば不義理の謗りは免れない。SMAは正式な所属ではなく、森個人とエージェント契約を結ぶ方向で調整を進めているようです」(前出・大手プロ幹部)
二人三脚で苦楽を共にしたのに、ブレイクした途端……
森が芸能界入りしたのは14歳のとき。地元・大分で母親と食事をしていた少女を見出したのは、アーブルの女性社長だった。
「仕事で上京した際は自宅に寝泊まりさせ、現場でもつきっきりで森を熱心にサポートしていました。二人三脚で苦楽を共にした森が、ブレイクした途端に契約解除を突きつけてきたことにスタッフたちは困惑しきっていた」(同前)
昨年12月に森側が弁護士を立てて契約終了を通告して以来、事務所社長と森はいっさい話ができなくなったという。それでも1カ月足らずで契約解除が合意に至った背景には、森側のこんな“計画”があった。
「既に決まっていたイベントなどの仕事をボイコットするとほのめかしたのです。事務所側が根負けした格好で、計画は未遂に終わった。またSNSの削除は森側の意向でもある。決して円満な終わり方ではないが、問題を長引かせて仕事に穴を開けるわけにはいかないという判断だったのでしょう」(映画配給会社関係者)
待遇面の不満を周囲に相談していた
一方で森の知人によれば、彼女はかねてから待遇面の不満を周囲に相談していたという。
「売り出し方やギャラのことで不安もあったのでしょうが、若い彼女は自分が置かれた状況をよく分かっていない。ステージママの存在が注目されていますが、森の母親は芸能界の諸事情に疎い一般の方。後ろ盾となって相談に乗る業界人が複数いたようです」(知人)
アーブルに森との契約問題や今後の対応について尋ねたが「お答えすることができません」というのみ。手放しで“エール”を送るわけにもいかないようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/511db140aa753362f04ea1f9cddf1e47044a4661
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