- ニュース全般
- 丹羽長秀
- 20/11/23 21:07:10
【ざっくり言うと)
・うがい薬を無許可で販売するなどした疑いで歯科医の男らが逮捕された
・新型コロナウイルスの殺菌消毒に有効などとうたっていたという
・歯科医の男は「スーパードクター」としてメディアに度々紹介されていた
***
「うがい液」効能うたい販売 “スーパードクター”歯科医
2020年11月20日 20時18分
FNNプライムオンライン
新型コロナウイルスの殺菌消毒に有効などとうたい、「うがい液」を無許可で販売するなどした疑いで、歯科医の男らが逮捕された。
この歯科医は、“スーパードクター”として、メディアに度々紹介されていた男だった。
11月20日午前9時ごろ、グレーのトレーナー姿で警察車両に乗り込む男。
医薬品医療機器法違反の疑いで送検された、歯科医師・天野聖志容疑者(58)。
天野容疑者ら4人は、「新型コロナウイルスの殺菌消毒に有効な可能性が高い」などと効果をうたい、無許可で「うがい液」など67点を、およそ15万円で販売した疑いが持たれている。
天野容疑者は、中央省庁が建ち並ぶ東京・千代田区霞が関で歯科医院の院長をしていたこともあり、メディアにも度々出演していた。
2011年にフジテレビの情報番組の取材を受けた際に、天野聖志容疑者は「口腔ケアを中心にして、それプラス、インフルエンザの予防というのを目的に(患者さんが)いらっしゃる」と語っていた。
クリニックでは、虫歯の治療だけでなく、インフルエンザの予防にも積極的に取り組んでいると説明。
さらに、別の番組では、虫歯を削らずに治す歯科医師界の“スーパードクター”として紹介されたこともあった。
そんな有名歯科医とともに、会社役員・名川美和子容疑者(46)や桂聡容疑者(52)、望月慎一容疑者(56)のあわせて4人が逮捕された今回の事件。
4人は、インターネットのサイトで、「うがい液」を1本1,990円~2,750円で販売していたとみられている。
医薬品として承認されていないにもかかわらず、新型コロナの殺菌消毒に有効などと効果をうたったことが違法と判断された。
今のところ健康被害などの報告はないというが、購入した客は、「うがい液」について「コロナの対策になるだろうと子どものために買った。プールの水を飲んでしまったかのような味がした」と話しているという。
調べに対し、天野容疑者は「医薬品を販売していたとは思っていない」と話し、容疑を一部否認している。
警視庁は、天野容疑者らが2020年1月から7月までに、およそ2万点を販売し、およそ4,400万円を売り上げていたとみて調べを進めている。
https://news.livedoor.com/article/detail/19255476/
- 0 いいね