急上昇
山本勘助
公開 2020年11月17日
「もうちょっと生きたかった」「みんなのそばにいたかった」 二人の娘を遺して子宮頸がんで亡くなった妻の想い
日本では子宮頸がんで毎年3000人が亡くなるのに、その悲しみは表に出てきません。子宮頸がんで亡くなった妻はなぜ最後まで治療を諦めなかったのか。何を願っていたのか。遺された夫と6歳の双子の娘たちにお話を伺いました。
by Naoko Iwanaga
岩永直子 BuzzFeed News Editor, Japan
もうちょっと生きたかったです。
みんなのそばにいたかったです。
がんばったけど......。
そんな願いを子宮頸がんによって奪われ、愛する夫や6歳の双子の娘と別れなければならなかった女性がいる。
亡くなる5日前の渕上ルミ子さん(左)と夫の直樹さん。深夜に目を覚まし「大好きな直くんとほっぺたチューです」と頰をくっつけながら、「もうちょっと生きたかった。みんなのそばにいたかった」と、家族へのメッセージを遺した
夫の渕上直樹さん(35)は、9月25日に亡くなった妻、ルミ子さん(享年47歳)の想いを受け継ぎ、子宮頸がんの患者のつながりを作り、予防法を啓発する活動を始める。
「“マザーキラー”と呼ばれる子宮頸がんで、毎年3000人も若い母親たちが亡くなっていることが知られていません。亡くなった妻の声なき声を伝え、妻や私たち家族と同じような悲しみを抱く人を少しでも減らしたいの
2年前、七五三で家族の記念写真。こんな幸せがずっと続くと思っていた
診断された時は手術不可能 1年続いた不正出血後
がんと診断されたのは、2018年12月のこと。
子宮頸がん検診は欠かさずに受け、1年ほど前から不正出血が続いていたが、どこの医療機関を受診しても見つからなかった。
数軒めのクリニックで初めて「大学病院で精密検査を受けてください」と言われた。診断を受けた時は既にがんは子宮頸部全体に広がり、左坐骨にも転移があった。「手術はできない状態です」と告げられた。
「疲れやすくなっているなとか、階段で息切れしているなとは思っていたのですが、検診も病院も行っていたので、まさかがんだとは思いませんでした。ダンスやバレエが好きで、子どもも41歳で自然に授かりました。むしろ同年代の女性より若々しく健康的だと思っていたんです」
落ち込む間もなく、診断を受けた「ステージ4B」の場合に受けられる治療法を、インターネットで調べ始めた。45歳で人生はまだこれからだし、当時4歳だった双子の娘は甘えたい盛りで母親が必要だ。
坐骨の痛みを和らげる放射線治療での緩和ケアを勧める主治医に対し、ルミ子さんは、「根治を目指したい。絶対に諦めません。最後まで戦いたい」と返した。
「彼女の強い意向で治験を探し始めました。重粒子線、光免疫療法など研究中の様々な治療法を調べ、医学論文を読みました。主治医に『これはどうだろうか?』問い合わせては、なんとかがんを取り除ける方法はないか見つけたくて必死でした」
最終的に、国立がん研究センター東病院で、抗がん剤の標準治療(シスプラチン+パクリタキセル)と、それに免疫療法(キイトルーダ)を追加する治療を比較する治験に参加できることになった。
ルミ子さんは腕のいいネイリスト。自宅で行なっていたネイルサロンも経営が軌道に乗り始めた時だったが、閉めて治療に専念することにした。
効かない治療 子どもたちは「いつか治るよね?」
古トピの為、これ以上コメントできません
1件~9件 ( 全9件)
*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています
ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.1 本多忠勝
20/11/21 16:09:53
階段上がる時、息があがるんだけどガンなのかな?
返信
No.2 黒田官兵衛
20/11/21 16:11:45
旦那さんがまだ若かったのが救いです
返信
No.3 足軽(弓)
20/11/21 16:13:38
ダンスやバレエしたり健康そうなのに。
がんが治せる時代はこないのかな?
返信
No.4 ザビエル
20/11/21 16:15:14
検査してても分からないって事あるんだ
怖いな
返信
1件
No.5 足軽(弓)
20/11/21 16:17:30
>>4
ほんとそこだよね。
検診受けるときは、ちょっと大袈裟に言った方がしっかり見てくれるのかな。
健康診断専門のお医者さんとか、スピード命って感じだし
返信
No.6 高坂昌信
20/11/21 16:18:09
特に意識してないのに年々痩せてくんだけどやばいかな?
返信
No.7 立花誾千代
20/11/21 16:26:36
子宮頚がんの検査ってドクターの力量がすごく問われる検査らしい。
綿棒で、グルって粘膜を採るんだけど、癖がついたやり方の先生は一部分そこには触れず採取したりで、偽陰性が出て、その間に進行している可能性があるらしい。よく毎年検査してたのに、とか言うけど。
あと、出血は末期のガンの時の症状らしいから、その前に上異変感じたら検査してもらうのがいい。
返信
1件
No.8 佐々木小次郎(強い)
20/11/21 17:04:07
>>7
いつもいく婦人科の先生はエコーも撮ってくれるよ。
返信
No.9 下間頼廉
20/11/21 17:16:30
私、子宮頸がんの異形成だと3年ほど言われてる。
性行為後に出血することがあるから(鮮血じゃない)体ガン検査も何度かしたけど、結局原因は分からず…。
病院変えたほうがいいのかな?
通ってる婦人科はこの辺りじゃかなり有名なんだけどな…
返信