年末年始の分散休暇「地方公務員が率先を」…経済再生相

年末年始の分散休暇「地方公務員が率先を」…経済再生相
2020/10/30 14:05


　西村経済再生相は３０日午前、全国知事会や経済３団体の首脳とそれぞれテレビ会議を開き、年末年始休暇の分散取得について協力を要請した。


　西村氏は全国知事会の飯泉嘉門会長（徳島県知事）らに対し、地方公務員が率先して分散取得に取り組むよう呼びかけた。飯泉会長は「仕事納め・始めなど恒例の行事が決まっているところも多いが、働き方改革の観点から新たな対応を作る絶好の機会だ」と前向きな姿勢を示した。１１月５日の全国知事会議で各知事に要請を周知する。

　西村氏は、経団連と経済同友会、日本商工会議所の３団体に対しては「（年始の）３日間に人の移動がかなり集中することが予想される。旅館・ホテルなどは需要が分散する方がプラスになる面があると思う」と述べ、各企業が分散取得に努めるよう求めた。

　経済同友会の桜田謙悟代表幹事は「欧州で再びロックダウン（都市封鎖）が起きたのは、夏休みの集中的な取得や移動が原因だったと言われている。企業も（対策を）やらなければいけない」と応じた。