- なんでも
- 上泉信綱
- 20/10/13 14:41:54
昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の第18回公判が13日、東京地裁であった。自民党の海徳裕志広島市議(60)=安佐南区=が検察側の証人として出廷し、案里被告の夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=に「これ総理から」と現金を渡されたと証言した。法廷がいったん休憩となり、退廷する案里被告が号泣し、海徳市議に「主人のご無礼を許して下さい」と声を掛ける一幕もあった。
海徳市議は証人尋問で、自身の事務所で克行被告から昨年3月下旬に30万円、同6月1日に20万円を渡されたと説明。3月下旬に30万円を渡された際に「これ総理から」と言われたと証言した。同6月1日に現金を渡された時の会話はICレコーダーで録音していたという。
起訴状によると、案里被告は克行被告と共謀して地方議員5人に計170万円を渡したとされる。海徳市議はこの5人に含まれていないが、検察当局は録音された音声が立証に必要だと主張し、東京地裁が法廷での音声再生の是非を検討してきた。
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