- なんでも
- 足軽(長柄)
- 20/10/04 20:21:14
全半壊した住宅は約4500棟。一方、仮設住宅や公営住宅などへの入居や、その手続きが完了したのは775戸で、自宅にとどまったり、親族宅などに身を寄せたりする被災者も多くいるとみられる。県避難所等支援室の担当者は「(避難所以外に避難者が)どこに何人いるかもわからない」と話す。
戸別訪問で生活状況の調査を始めた自治体もある。
球磨村は7~8月、全1447世帯のうち孤立などでたどり着けない集落を除く6割を訪問し、生活状況を聞き取った。時間が経つにつれ、生活習慣病の悪化や気持ちの浮き沈みを訴える声が増えているという。村の担当者は「時間が経てばニーズも変わる。定期的に訪問して必要な支援を届けたいが、日ごとに移動して所在がつかみにくい被災者もいる」と対応の難しさをにじませる。
人吉市は避難所にいない高齢者や妊婦らを訪ね、要望を聞き取った。さらに広く被災者の生活状況を調べるため、罹災(りさい)証明書の申請をしていない世帯への調査も検討している。
今回の豪雨では、熊本県で65人が死亡、2人が行方不明になった。大分、長崎、福岡、鹿児島の各県をあわせ九州で77人が死亡。全国での死者は84人にのぼった。
- 0 いいね