• No.105 NHKニュースより

    20/09/09 15:54:54

    NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を通じて、各地の銀行で預金が不正に引き出された問題で、新たに「イオン銀行」でも被害が確認され、これで被害が確認された銀行は9行となりました。NTTドコモは再発を防ぐため、ショートメールで届いた暗証番号を入力しなければ、口座を開けない仕組みに改める方針を固めました。

    「ドコモ口座」は、銀行口座を登録して入金すれば、スマートフォンで買い物や送金ができる電子決済サービスですが、この口座を通じて銀行の預金が不正に引き出される被害が、各地で相次いでいます。

    これまでに不正な預金の引き出しが確認された銀行は、
    ▽仙台市の七十七銀行
    ▽岡山市の中国銀行
    ▽福島市の東邦銀行
    ▽鳥取市の鳥取銀行
    ▽大津市の滋賀銀行
    ▽岐阜県の大垣共立銀行
    ▽和歌山市の紀陽銀行
    ▽青森市のみちのく銀行の、8行に上っていましたが、
    新たに、
    ▽イオン銀行でも被害が確認され、これで9行となりました。

    また、今後の被害を防ぐため、ドコモ口座と連携する新規の登録を停止している銀行は、新たに「ゆうちょ銀行」も加わり、全国の18行に上っています。

    今回の問題でNTTドコモは、何者かが預金者になりすましてドコモ口座を開いたうえで、不正に入手した銀行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号などを使って、銀行の口座からドコモ口座に送金したのではないかとみています。

    NTTドコモは再発を防ぐため、ドコモ口座を開く際の本人確認を強化する方針を固めました。

    具体的には、これまでのメールアドレスによる本人確認を取りやめ、必ず携帯電話の番号を入力してもらい、その携帯電話にショートメールで届いた暗証番号を入力してもらう仕組みに改める方針です。

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