• No.1 細川忠興

    20/07/23 14:17:53

     私はその時、ハルが何者かを初めて知った。知り合った当初、彼は自身を芸能界で働いてると自己紹介したが、私はあまり深く考えず、ファッションモデルか何かだと思っていた。私はもともと日本の芸能に興味はなかったが、ハルが出演した映画『恋空』(2007年)は観た。ヒロインの新垣結衣がとても美しかった印象が残っている。

     私はハルに尋ねた、「ねえ、君はかなり昔から芸能人なの? 私は君が出ている映画を観たことある」。彼は何の映画かと聞き返してきたため、「10年くらい前のほら、あれだって」と答えると、彼はすぐ分かった様子だった。「新垣結衣ちゃんって綺麗だよねえ。私に紹介してくれない?」と言うと、ハルは「彼女は超絶超絶超絶ナイスな子だよ! でも、ずっと個人的連絡先は知らないんだ〉

     ある日、ダニエル氏がフラットに帰ると、三浦さんがひとりスツールに腰掛けて泣いていたという。

    〈私は驚いて、ハルに「一体どうしたんだ! 何が起こったんだい?」と尋ねたところ、彼は突然、私の手を握り締めて「日本の所属事務所は僕に向かって、ロンドンなんかで時間を浪費するな。直ちに帰国して仕事現場に戻ってくれと言うんだ……」。

     私はなぜハルが自信喪失して泣かずにはいられないのか、話す時に突然に私の手を握らなければならなかったのかを考え込んでしまった。そして背筋に何か薄ら寒さを感じた気がした。

     別のある日、私はハルに映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年)にも出ていたよねと尋ねた。ハルは「諫山創氏の原作漫画のファンにはとても申し訳ないと思っている。僕の演技がダメダメすぎて、公開から2年経った今も完成後の全編を観る気が起きないんだ」と嘆息した〉

     ダニエル氏はこれらのやり取りを通じて、三浦さんがいかに真摯で誠実な人間であるかをしみじみ感じ入ったという。

     三浦さんが逝った7月18日、ダニエル氏は百度貼の自身のスレッドに、以下の弔意コメントを書き加えた。

    〈訃報に接し、耐え難いほど辛い。そちらの世界ではすべてがうまくいくことを願っているよ。 会社からのプレッシャー、ご家族の願い、感情、あらゆる面が影響したのだろうが、ハル、君に心からの感謝の念を捧げたい。素晴らしい想い出を私にもたらしてくれて〉

  • No.19 真田信幸

    20/07/23 19:21:06

    >>1
    ペラペラ喋るやつの話は右から左へー

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