- なんでも
- 本多小松
- 20/07/20 20:08:18
熊本県南部を中心とした豪雨災害で浸水した家屋にカビが大量発生し、被災者を悩ませている。人吉市内の住宅では被災直後からカビが発生し、掃除を続けても繁殖が止まらない。カビや細菌による健康被害も懸念され、専門家は徹底した乾燥を勧めるとともに、作業時には屋内外を問わずマスクを着用するよう呼び掛けている。
床上50センチまで浸水した人吉市上薩摩瀬町の女性(71)宅では、豪雨の翌日から壁一面にカビが発生。屋内の泥をかき出した後もカビだらけの状態が続く。
「青カビ、白カビ、いろんなカビが生えてきた。怪獣のように見えてぞっとした」と女性。急いで壁紙をはいだが、またすぐに同じ場所にカビが生えた。泥を撤去した後の床にもカビ。何度拭いても板目から泥水がにじみ出てくるという。除湿器と3台の扇風機で乾燥を試みるが、長雨と蒸し暑さで思うように進まない。
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