• No.1 長保

    20/07/12 12:49:35

    東京高検の黒川前検事長と新聞記者ら 起訴猶予に 東京地検

    2020年7月10日 22時29分
    NHK NEWS WEB

    緊急事態宣言の中、賭けマージャンをしていた問題で刑事告発されていた、東京高等検察庁の黒川前検事長と新聞記者らについて、東京地方検察庁は10日、いずれも起訴猶予にしました。

    東京高等検察庁の黒川弘務前検事長は、緊急事態宣言で外出自粛の要請が続いていた、ことし5月1日と13日の夜、都内にある産経新聞の記者の自宅マンションを訪れ、賭けマージャンをしていたとして訓告の処分を受け、辞職しました。

    法務省の調査結果などによりますと、賭けマージャンには産経新聞社会部の次長と記者、それに朝日新聞の記者だった社員1人も参加し、いわゆる点ピンと呼ばれるレートで1万円から2万円程度の現金のやり取りがあったほか、同じメンバーで3年ほど前から月に1、2回程度、賭けマージャンをしていたということです。

    この問題について、市民団体などから賭博などの疑いで刑事告発が相次ぎ、東京地方検察庁が詳しい経緯について捜査を進めていましたが、10日、黒川前検事長と新聞記者ら3人について、いずれも起訴猶予にしました。

    その理由について東京地検は「1日に動いていた金額が多いとは言えず、前検事長が訓告処分を受け辞職したことなどを総合的に判断した」と説明しています。

    この問題で産経新聞社は先月、賭けマージャンに参加した社会部の次長と記者を出勤停止4週間の懲戒処分にしたほか、朝日新聞社もことし5月、参加した社員を停職1か月の懲戒処分にしています。

    ■元検事「起訴猶予は当然で常識的な判断」

    今回の処分について元検事の高井康行弁護士は「従来の法解釈を踏まえれば頻度が月に1、2回程度なら、常習賭博には当たらず、単純賭博についても、高いレートでなく、親しい間どうしのマージャンであれば、起訴猶予は当然で常識的な判断だと思う」と話しています。

    そのうえで、「今後、検察審査会への審査の申し立てが行われる可能性はあるが、検察の判断が覆ることは考えにくい」としています。

    ■現職検事「国民が納得できるかどうか分からない」

    今回の処分について検察幹部の1人は「知人どうしでの少額の賭けマージャンなので起訴猶予にしたことは刑事処分としては相当だと思う。しかし、緊急事態宣言の自粛期間中、一定の緊張関係を保つべきマスコミ関係者と賭けマージャンをしていたのは残念としか言いようがない。組織が国民の信頼を取り戻すには時間がかかると思う」と話しています。

    また、中堅の検事の1人は「検察官として、今回の賭けマージャンを起訴猶予にしたことは理解できるが、国民が納得できるかどうかは分からない。検察の不起訴処分が妥当かどうかをチェックする『検察審査会』に判断を委ねるべきだと思う」と話しています。

    続く

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