- なんでも
- 天長
- 20/06/17 01:52:20
読み方 ぼんぷ
仏教用語で「凡庸な士夫」、言い換えると仏教の教えを十分に理解していない者、愚か者のことです。
詳しく言うと、煩悩と迷いが消えず欲望も多く、怒りや妬みなど負の心情に満ちている者のことです。
一般用語では、普通の平凡な男のこと、凡人のことを言います。
凡夫の類語と対義語
類語
凡夫は、仏教用語では異生(いしょう)とも言います。
類語として仏教を含む宗教的な用語としては、ごく一般的な人でくだらないことしか考えない「俗人(ぞくじん)」、平凡でありきたりな才能や素質しかない人を表す「凡骨(ぼんこつ)」があります。
俗人から派生した言葉で「凡俗(ぼんぞく)」があり、煩悩にとらわれた人という意味で使います。
現代的な言い回しでは、普通の人と意味で「凡人(ぼんじん)」とも言いかえられます。
対義語
凡夫ではない人、つまり仏教の教えについて理解している人という意味で「内凡(ないぼん)」、「外凡(げぼん)」、「底下(ていげ)」という凡夫と区別する対義語に当たる用語があります。
それぞれ、仏教修行の最初の段階に入り聖者の仲間になりうる人、それ以前の段階の人、さらにその前の段階の人を指します。
現代用語としては、凡夫(凡人)でない人と言う意味で、非凡人や偉人、英雄などと言い換えることも出来ます。
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