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- 20/06/04 20:20:19
東京都の小池百合子知事は3日、新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候を警告する「東京アラート」を2日に初めて発令してから一夜明け、夜の繁華街での感染者の増加を踏まえ「夜の外出は控えてほしい」と協力を求めた。“名指し”で警告された新宿・歌舞伎町では人出の増加に新宿区の職員が危機感を強めていた。
新型コロナウイルス感染拡大の警戒を呼びかける「東京アラート」が発動され、警戒地域として“名指し”された日本有数の繁華街、新宿・歌舞伎町では3日夜、人通りに変化はなく、にぎわいを見せた。
緊急事態宣言の解除から一夜明けた先月26日の時点では、多くの飲食店が休業していた。そのため、街は閑散とし、路上には居酒屋やキャバクラの客引きの姿が際立っていた。だが、飲食店が今月から続々と営業を再開。当初の緊急事態宣言の期限(5月末)に照準を合わせていたとみられ、午後8時には多くの人通りが確認でき、徐々に日常に戻りつつある様子だった。
しかし、小池都知事は2日の「東京アラート」発令時に、直近1週間で判明した新規感染者のうち約3割が接待を伴う飲食店で、半数は新宿エリアと報告。感染拡大の可能性を指摘され、店側は戻りつつあった客足の減少を懸念している。
不安の声を漏らしたのは歌舞伎町のガールズバーに勤務する10代女性だ。学費を自ら工面しており、3店舗掛け持ちで働いてるが月収は約20万円ほど。「これでお客さんが減ったり、また自粛になって、働けなくなるのは困ります」と心配顔だった。ただ、この日の客足の減少などは見られず、店内も午後5時頃にはすでに混雑した様子だったという。
新宿区は6月を「コロナ警戒期間」とし、これまでにも行ってきた客引き行為の取り締まりに加え、不要不急の外出自粛を呼びかけている。この日は同区職員も巡回し、危機管理課の佐藤弘崇さん(38)は「今月から営業を再開する店も増えて、日に日に人が増している」と危機感をにじませた。「いまだ予断を許さない状況。周りや自分が感染しないように気を緩めないでほしい」と訴えた。
報知新聞社 06/04 06:00
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