- ニュース全般
- 延元
- 20/05/01 16:33:36
東京の明治神宮外苑で展示物のオブジェが焼け、5歳の男の子が死亡した火事で、男の子の遺族が出展した大学側と主催した会社を相手取り、損害賠償を求めて提訴しました。
この火事は2016年、東京・新宿区の明治神宮外苑のイベント会場で、日本工業大学の学生がつくった木製のオブジェ内に投光器を点灯させたまま放置した結果、木くずから火が出て、遊んでいた5歳の男の子が死亡、父親が重傷を負ったものです。
男の子の遺族の代理人弁護士によりますと、訴えでは「投光器を置き続けることで発火の危険性があると予見できた」と主張。学生を指導する立場にあった大学側には注意義務を怠った責任があり、イベントの主催会社は入場者の安全確保の義務を怠ったとして、あわせて1億2000万円の損害賠償を求めています。
この火事をめぐっては、大学生2人が重過失致死傷の罪で在宅起訴された一方、イベント会社の社長らと大学教員が不起訴となりました。
提訴にあたり、男の子の両親は「この事故が関係者を含め世間からも未解決のまま忘れ去られ、今後の安全対策にも活かされず、風化されてしまうのではと焦りを感じています」とのコメントを寄せました。
- 0 いいね