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- 匿名
- 20/04/11 01:45:26
2020/04/11 00:30
「時をかける少女」「転校生」など、青春映画やファンタジー映画の名作を数多く手がけた、映画監督で文化功労者の大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)さんが10日午後7時23分、東京都内の自宅で肺がんのため死去した。享年82。告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。
大林さんは2016年、ステージ4の肺がんで余命宣告を受けたが、映画「花筐/HANAGATAMI」の撮影を敢行。闘病を続けながら、遺作となった「海辺の映画館―キネマの玉手箱」を完成させていた。
広島県尾道市出身。1977年の「HOUSE/ハウス」で商業映画デビュー。
「ねらわれた学園」などを監督した後、82年に故郷の尾道を舞台にした「転校生」を発表。尾道のノスタルジックな風景を背景に、「時をかける少女」「さびしんぼう」を撮り、「尾道三部作」として熱心なファンを増やした。大林さんは「ふるさとを愛するのは親を愛するのと同じ」と話していた。
その後も「異人たちとの夏」「ふたり」など多くの人に愛される作品を撮った。
2011年の東日本大震災後は、「花筐」などの「戦争三部作」で反戦のメッセージを訴え続けた。19年に文化功労者。
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