• No.109 永久

    20/05/19 17:43:21

    これってあくまでも念のためと言うことで
    明確に危険だというエビデンスはないんだよね

    ちょっと難しい話になるけど
    コロナはACE2(肺などの上皮細胞に発現する酵素)を介して細胞に侵入するらしいんだけれど
    イブプロフェン等のNSAIDsはこのACE2を増加させて重症化リスクを上げるっていう仮説がある
    ただ、同様にと言うかもっと顕著にACE2を増やすACEIやARBといった降圧薬では重症化のリスクは認められていない
    結局はっきりしたことはわかっていないんだよね

    あと、インフルエンザとかの感染症による発熱では
    解熱薬を使った方が脳症とか致死率が高くなるといった統計データがある
    ただ、そもそも解熱薬が必要なほどの高熱があるから脳症が起こりやすいとも言えるわけで、こういった要因を考慮する必要もあるから難しい
    実際、NSAIDsでも特に強い作用のジクロフェナク(ボルタレン)では高熱の要因を差し引いても薬のリスクがあるみたいだけれど
    もっと弱いNSAIDsだと影響に有意差が無いといった報告もある

    既存の感染症でもはっきりしないのに
    さらにデータの少ない新型コロナでは結局よくはわからないのが現実
    もしかしたら小児とか一部の人はイブプロフェンを避けるべきかもしれないけれど
    多くの成人にはほとんど影響がない?といったところかな???

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