- なんでも
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たとえば、PCR検査について感染症専門医が発信している記事には、次のようなものがあります。
「感染症内科医が伝えたい新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検査について」(MEDLEY 2020年2月28日)筆者・県立静岡がんセンター感染症内科、伊東直哉医師
https://medley.life/news/5e57baa5808fea5549b6c615/
「追い詰められる医療現場 新型コロナ治療最前線医師に聞く、医療崩壊を防ぐポイント」(論座 2020年2月29日)回答者・国立国際医療研究センター国際感染症センター長、大曲貴夫医師)
https://webronza.asahi.com/business/articles/2020022800007.html
「新型コロナのPCR検査、誰でも受けられるようになるの? 検査の疑問に感染症医が答えます」(琉球新報2020年3月6日)回答者・沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科、高山義浩医師
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1085774.html
「今日から新型コロナPCR検査が保険適用に PCRの限界を知っておこう」(Yahoo! Japanニュース 2020年3月6日)筆者・国立国際医療研究センター国際感染症センター、忽那賢志医師
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200306-00166273/
◆クルーズ船に乗り込んだ岩田氏も感染症専門医
YouTubeによるセンセーショナルな告発で一般の人にも有名になった感染症専門医(神戸大学教授)の岩田健太郎医師も、次のように述べています(エキセントリックな言動をした岩田先生のおかげで、「感染症専門医は信頼できない」と思ってしまった人も多いと思いますが……)。
「PCR検査は新型コロナ感染の『陰性証明』になるのか」(時事メディカル2020年3月6日)
https://medical.jiji.com/topics/1572
これらにじっくり目を通していただければわかる通り、感染症専門医は押しなべて「やみくもに検査を拡充すべきでない」という意見です。また、感染症専門医だけでなく、EBM(科学的根拠に基づく医療)に精通している臨床医の多くも、SNSなどで安易な検査拡大を諫める見解を発信しています。
3月7日、広島では37.0度の発熱で医療機関を受診し、薬をもらったのに回復せず、ようやく8回目の受診で検査してもらえて、陽性だと判明したというニュースがありました。こうしたケースを聞くと、なかなか検査を受けさせてもらえないことに、多くの人が不安になったり怒りを覚えたりするのは当然だと思います(「新型コロナ、広島で初の感染確認 安佐南区の30代男性、4医療機関計8回受診」中国新聞デジタル 2020年3月7日 https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=620187&comment_sub_id=0&category_id=256)。
ですが、必要と考えられる人に検査ができていなかったという問題と、軽症でも全員に検査をすべきかどうかというのは、別の問題です。
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20/03/29 13:51:48