• No.4 延慶

    20/03/12 15:42:27

    ■ウイルスではなく国民同士が戦う

    ――結局、韓国が内輪もめする中から「日本が劣っている」「安倍は病気になれ」との発言が飛び出しているのですね。

    鈴置:その通りです。世界中の国が新型肺炎と戦っている時に、韓国だけは国民同士が戦っているのです。感染者と死亡者数が増えるほどに、政権側の旗色はどんどん悪くなっているのですが。

    (略)

    ■中国には報復しない韓国

    ――では、やはり「反日」でごまかすしかない……。

    鈴置:ええ、そうなるかもしれません。ことに安倍政権が文在寅政権をさらなる窮地に追いやったからです。「票稼ぎの反日」ではなく、「本気の反日」となるでしょう。

     3月5日夜、日本政府は3月9日以降の中国と韓国からの入国者に、2週間の自己隔離を求める方針を発表しました。ビザ発給も制限しますから、中国人と韓国人に対する事実上の入国禁止措置です。

    「発表前、日本は中国には知らせたが、韓国には何の事前通告もしなかった」と韓国では報じられました。日本に軽く見られたと感じた韓国人の怒りは文在寅政権に向かいました。

     この政権がもっと困惑したことは、日本が中国人も同時に事実上の入国禁止にしたことです。韓国政府は日本に対しては直ちに6日夜、報復措置として日本人の事実上の入国禁止を打ち出しました。

     しかし、中国人に対してはそうはできない。その結果、「中国の顔色ばかり見る文在寅」とのイメージがより鮮明になってしまった。

    (略)

    ――韓国も中国人の入国を阻止すればいいだけでは……。

    鈴置:今になって中国人を阻止すると、「やるんだったらもっと早くすべきだった」との厳しい批判が巻き起こるのは確実です。

    (略)

     中国への門を開け続けても、今になってあわてて閉めても、文在寅政権に対する怒りは燃え上がります。この政権は「日本が掘った落とし穴にはめられた」と感じているでしょう。

    ――安倍政権はそこまで考えて「中韓からの入国制限」に動いたのでしょうか。

    鈴置:そんな深い意図はないと思います。韓国で感染者が急増しているから韓国との門を閉めた。習近平国賓訪問が延期となったから中国との門を閉めた――に過ぎないでしょう。

     ただ、韓国人の受け止め方は異なります。思い出してください。今、この国では保守と左派が死闘を繰り広げているのです。窮地に追い詰められた左派政権の目には、日本が文在寅攻撃の材料を保守に送ったと映ります。

    (略)

     反日だけではありません。韓国の保守の間では、手負いの文在寅政権が何をしだすか分からない、との危惧が広がっています。それはいずれお話しますが、とにかく今、韓国から目を離してはいけないのです。

    https://www.dailyshincho.jp/article/2020/03091745/?all=1

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