中国とWHOに陥れられた韓国の悲惨 日本も他人事ではない【新型コロナウイルス】

  • なんでも
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    • 永保
      20/03/09 00:02:18

    ・1月から2月にかけて武漢コロナウイルスの感染者が韓国の国内で増え始めたため、文在寅政権は中国から韓国への入国者の規制を検討した。だが、その過程で韓国駐在の新任の邢海明大使が「規制をしないように」という中国政府の強い意向を文政権に伝えた。

    ・邢大使は韓国政府に対して、世界保健機関(WHO)が当初発していた「新型コロナウイルスの感染はまだ中国内外の旅行規制を必要とするところまで拡散していない」という勧告を自国の主張の根拠として使った。だが、WHOのテドロス事務局長はエチオピアの保健大臣時代から中国の強い影響下に取り込まれていた人物であり、今回も中国の言いなりだった。

    ・WHOは中国の意向に沿うように武漢コロナウイルスの感染性や致死性を過少評価し、他の諸国に有害な結果をもたらした。WHOのウェブサイトには「中国は1946年のWHO設立にあたった創設諸国の一員だ」という記述があるが、当時は中華人民共和国はまだ成立していなかった。この記述は明らかに中国の主導による誇大な宣伝である。

    ・中国は韓国に対して、WHOの権威を利用して武漢コロナウイルスの実態を隠し、圧力をかけた。そのため、韓国政府は中国からの入国者の規制に踏み切れなかった。これが主要なきっかけとなって、韓国内で新型コロナウイルスは爆発的に感染した。韓国は中国以外では世界最多の感染者を出し、過度の犠牲を払うこととなった。

    ・中国のWHOに対するコントロールは、国際社会からの中国への非難を減らし、感染者を増やした他国の責任を不当に大きくさせるという効用を生んだ。中国共産党は年来、対外政治闘争戦略を仕掛けてきたが、今回、韓国がその最大の被害者になったといえる。

     こうしてマックスウェル氏は、韓国政府に圧力をかけて、中国からの入国規制を阻止させた中国政府の動きを批判的に報告していた。

    ■形勢逆転、中国が韓国からの入国を規制

     その後、韓国内の新型ウイルス感染者が爆発的に増加すると、それまでとは逆の動きが現れる。中国の一部の地方政府が韓国からの入国を規制したり入国者を隔離するようになったのだ。

     この動きに対して韓国側は、2月26日、康京和外相が中国の王毅外相にそうした規制措置を停止するよう要請した。

     元々は中国で発生した新型コロナウイルスが韓国に持ち込まれ、韓国で爆発的に感染が拡大した。中国からの入国規制を中国に封じられたのが、その大きな原因だった。だが韓国で感染者が増えると、今度は中国側が韓国からの入国を禁じる措置に出る。そしてWHOは名指しで韓国での感染拡大に懸念を表明している。こんな奇異で倒錯した現象が起きているのだ。

     さらに2月末には、韓国からベトナムへの定期旅客機がベトナム政府の意向により、当初予定していた主要都市への着陸を拒否されたことも報道された。

     いまや日本は韓国の立場にきわめて似た状況に追い込まれつつあるといえよう。

    JBpress
    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59604

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