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- 20/03/01 13:27:02
“ぐっさん”こと山口智充(50)がピンチを迎えている。12年続いていた「にじいろジーン」(フジ系)が3月で終了。これで地上波全国放送のレギュラー番組がなくなりそうなのだ。
「土曜朝は辛坊治郎司会の『ウェークアップ!ぷらす』(日テレ系)が視聴率10%台なのに対し、『にじいろ~』は5%前後。開始時は山口とベッキー(35)の高好感度コンビの司会で主婦層を狙った生活情報番組でしたが、ベッキーは不倫で2016年1月に降板。後任の清水富美加(現・千眼美子 25)も翌年、幸福の科学に出家し降板。マンネリ化もあり、昨年末に打ち切り話が出た」(放送記者)
2000年代には「笑っていいとも!」「リンカーン」「ワンナイR&R」など数多のバラエティでレギュラーを張り、NHK大河ドラマ「新選組!」(04年)など俳優としても引っ張りだこだった山口。もともとは1994年、平畠啓史(51)とのコンビ、DonDokoDon(現在は解散状態)としてデビューした。
「当初は同期のロンドンブーツ1号2号の後塵を拝したが、99年『明石家マンション物語』にラテン歌手の設定で登場。玄人はだしの歌唱力を披露し人気に火がついた。宮迫博之(49)と人気デュオ・ゆずをもじった『くず』も結成。芸人の枠を超えたジャンルの仕事が増えた」(テレビ誌記者)
芸の評価は高いのに……山口の出番が減ったワケ
175センチの長身にがっちりした体格。CMでも人気者になった。
「キリンビールのCMに抜擢され9年間継続。“理想のお父さん像”と評され、東急リバブルのCMにも良き父親のイメージで出ている」(同前)
芸人、俳優、歌手と、一時は天下を窺う勢いだったが……。
「09年の『リンカーン』降板が潮目だった。スケジュールの都合とされたが、ダウンタウンの番組から降りることは芸人にとって重大事。今後はMCや俳優業に本格シフトか、と受け取る向きが多く、それがオファーの幅を狭めてしまった可能性がある」(芸能デスク)
一方、こんな指摘も。
「MC席と雛壇の芸人たちが内輪ネタでイジり合う、素人的な笑いが今のバラエティの潮流。しかし山口の持ち味は演技力を活かしたコントや達者なものまねといった玄人芸。それを発揮できるコント番組が少ないのが彼の不幸。加えて元々芸人仲間との交流が少ないので、芸人ならではのイジりMC、という地上波のトレンドに沿いにくい。芸の評価は高いのですが……」(テレビ制作関係者)
くずの相棒、宮迫はユーチューブに活路を求めた。ネット上での奇跡の“再結成”で再び輝くかも。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年3月5日号
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