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- 匿名
- 20/02/29 23:57:27
2020.02.27
■依頼人プロフィール
藤川理沙さん(仮名・34)公務員
2017年11月、次男が生後1カ月で亡くなりました。ちょうど3日前に1カ月健診があり、「何の問題もなく順調ですね」とお医者さんから言われたばかり。
その日は土曜日でお日柄もよく、夫とお宮参りにでも行こうかと話していたところでした。夜中に授乳したのが最後で、いつも通り添い寝をしていましたが、朝方になってもなかなか起きず。「今日はよく寝るな……」と次男を触ると、すでに頭が冷たくなっていました。
いくら初冬とはいえ、これまでに感じたことのない肌の冷たさです。すぐに夫を呼ぶと、夫は子どもの胸に耳をあてました。心臓の音は聞こえません。慌てて救急車を呼びました。
夢であってほしい……。病院の待合室で何度そう思ったことでしょう。自宅で亡くなったことから、次男は警察に連れて行かれ、解剖されるまで建物の外にある遺体安置所に置かれました。愛するわが子を失った現実はそうそう受け止められるものではなく、安置所に入るとき、私は泣き崩れてしまいました。立ち会っていた警察官の方も泣いていました。次男があまりにも寒そうで、翌日は夫と2人で靴下と帽子を届けに行きました。
結局、解剖されてもはっきりとした原因はわからず、乳幼児突然死症候群とのことでした。母子手帳などで読んだことはありましたが、まさか自分の子どもに起こるなんて……。母は「あんまりかわいいから、神様が連れて行っちゃったのかなあ」と言いましたが、かわいいわが子を奪った神様なんて、もう一生信じないと思ったものです。どうしても納得できず、「どうしてうちの子が?」と何度も何度も問い続けました。
次男が亡くなった日は秋晴れで、火葬の日も抜けるような青空でした。お棺にはたくさんの花と出産祝いでもらった洋服や靴、そして寂しくないようにと私と夫と一緒に撮った写真、次男への思いをしたためた手紙を入れました。
あれから2年。いま私の隣には第3子である娘が眠っています。亡くなった子どもの、次に生まれた子どもをレインボーベビーと呼ぶそうです。娘は早産で生まれ、1カ月ほど入院していましたが、まるで次男が見守ってくれているかのように退院後はすくすくと育ち、1月に無事1歳を迎えました。次男が超えられなかった月日をぐんぐん追い越し、1カ月しか一緒にいられなかった次男がもし生きていたら、どんな成長をしていたんだろう……と思いをはせています。
今頃は次男も空の上で元気に走り回っているでしょうか……そうであって欲しいです。そこで、そんな私の気持ちをお花にしてもらえないでしょうか。次男は手足が細く、とても甲高い泣き声の赤ちゃんでした。凜(りん)とした瞳が印象的で、夫からは私似だと言われていました。亡くなったときも水色の服を着ていましたが、爽やかな涼しげな色が似合う子で、澄んだ水色のイメージがあります。 水色を使いながらも、やわらかな赤ちゃんをイメージしたアレンジにしていただけたらうれしいです。
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