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- 20/02/22 07:55:26
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルス感染者らを受け入れている愛知県岡崎市の藤田医科大岡崎医療センター近くにある岡崎小学校で21日、保護者らを対象にした説明会があり、約300人が出席した。北海道で児童の感染が報告されたこともあり、子どもへの感染やいじめなどを不安視する保護者もみられた。
学校はセンターから道路を挟んだ東側に位置する。説明会は非公開で約3時間開かれた。厚生労働省の担当者らが現状を報告。児童への感染防止策として、市教委は学校にマスクや殺菌消毒剤を用意するとの方針を示した。
保護者からの「センターの滞在者が外出する可能性はないのか」との質問には、病院側が「外に出ることはできない」と回答。センターから空気感染する可能性について問われると、病院関係者が「測ることができないほどリスクは低い」などと答えたという。
保護者からは学習塾で岡崎小の児童がからかわれているとする声も上がり、市教委の担当者が「各小中学校長に風評被害、人権侵害などがないよう指導を依頼した。道徳をはじめとする授業で、そのようなことがないように指導する」と説明した。
出席した親たちの受け止めはさまざま。5年生の息子が通う主婦(52)は「(感染者の)受け入れはこんな時なので仕方ない」と話し、3年の娘がいる男性(41)は「しょうがないと思う気持ちはあるが、子どもの危険にかかわるので納得はできない」と語った。
(中日新聞)
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