平野美宇、自身への批判に“反論”も「どんな形でも注目された方がうれしい」

卓球の東京五輪代表に選出された平野美宇（１９）＝日本生命＝が２６日、ワールドツアーのドイツ・オープンに出場するため関西空港から出発した。前週まで行われた全日本選手権では、シングルスの５回戦で、昨年の全日本ジュニア女王で高校生の出沢杏佳にまさかの敗退。それでも空港には元気そうな姿で現れ、「今年、一番大事なのは全日本ではないので、落ち込むことなく練習しました。試合のビデオも見ながら練習できたので、良かったです。これから１大会ずつ１００％のプレーをして、自信や手応えをつかみたい」とすぐに気持ちを切り替えて、練習に励んできたことを明かした。

【写真】平野美宇、昨年ジュニア女王の１７歳・出沢に敗れる「若い選手も強い」

　全日本で負けたことについて、一部メディアでは平野について厳しく書いた記事もあった。またネット上でも平野自身、様々な批判を目にしたといい、敗れた翌日の１８日にはたまらずツイッターに「ネットニュースにめっちゃ批判されるやんｗｗ」（原文）と書き込んだ。その理由について「私のこと大好きなんだなと思いながら、黙っていてもつまらないかなって。批判を書くなら名前を書いてほしいですよね」と笑みを浮かべながらも“炎上上等”の姿勢を見せた。アスリートという職業柄、さまざまなところから匿名での批判を受けたり、叩かれたりすることも多いが、「興味を持たれないよりは、どんな形でも注目された方がうれしい。それでいろんな方に試合を見ていただけたら」と前向き。約半年後に迫った五輪本番に向けても「一日一日大切に過ごしていきたい」と表情を引き締めた。
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