• No.1 弘治

    19/12/26 00:17:35

    近づきやすい

    斉藤さんによると「加害行為のしやすさ」は大きな要因だという。

    「加害者は、自分の生活圏内で、人目につきにくい場所を選んでいます。犯行場所で多いのはトイレです。公園や駅、ショッピングセンターのトイレなど、子どもが保護者から離れてひとりになるタイミングを狙っているのです」

    「男子トイレなら、大人の男性が個室に潜んでいても怪しまれることはありません。『ちょっと来てごらん』などと言葉巧みに個室に誘い込み、性器を触ったり、口淫させたり、半裸の下半身の写真を撮ったりといった加害行為に及びます」

    どんな状況であっても被害者に責任はないが、女の子は幼い頃から保護者に「怪しい大人には気をつけなさい」などと言い聞かせられ、ひとりで行動しないよう注意されているのに対し、男の子にはそこまでの注意喚起がされていないことがある。

    あらかじめ関係性をつくったうえで加害行為に及ぶケースも多い。保護者に警戒心を抱かせにくいという点でも、同性のほうが近づきやすいとも考えられるという。


    法務総合研究所 研究部報告55「性犯罪に関する総合的研究」
    強制わいせつの被害者の人数は女性のほうが圧倒的に多いが、男性だけをみると、0~12歳に被害が集中していることがわかる

    「『男の子のほうが無邪気で素直』だから加害しやすいのだという加害者もいます。加害者は子どもの警戒心を解くのがうまく、巧妙に口止めをしますから、明らかになっていない被害も多いでしょう」

    聞き取りをした117人の加害行為の主な内容は「性器を触る、触らせる」が44%と大半だった。

    知らないうちに

    被害者支援に携わる臨床心理士の齋藤梓さんによると、男の子は、自分が性的な被害に遭ったと認識していないケースが多いという。

    「ズボンを下げられたり、自慰行為を強要されたりしたことについて、それが性暴力であると理解していない男の子や、周囲の人たちが少なくありません」

    「また、寝ている間に撮影されるなど、知らないうちに被害に遭っていることもあります」


    続き>>2

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