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- 19/12/23 08:40:33
フィギュア男子 羽生は2位 宇野が4連覇 全日本選手権
2019年12月22日 23時41分
来年3月の世界選手権の代表選考を兼ねて行われているフィギュアスケートの全日本選手権。男子シングル、後半のフリーが行われ、宇野昌磨選手が4回転ジャンプを3本成功する演技で、前半の2位から逆転で大会4連覇を果たしました。前半トップの羽生結弦選手はジャンプのミスが相次ぎ、2位でした。
ショートプログラム2位の宇野選手は、演技冒頭の4回転フリップを決め、そのあとの4回転トーループ、それに4回転トーループからの連続ジャンプの2種類3本の4回転ジャンプを成功しました。
宇野選手は3つのスピンとステップでもいずれも最高評価のレベル4を獲得し、フリーでは1位の184.86をマークし、前半との合計290.57で逆転で優勝し、大会4連覇を果たしました。
この結果、宇野選手は来年3月の世界選手権の代表に内定しました。
■宇野選手 談話
全日本選手権の男子シングルで逆転で優勝した宇野昌磨選手は、フリーの演技について、「全部の演技がぎりぎりだったが、ミスを最小限に抑えられた。気持ちでこらえることができた。後半になるにつれて落ち着いて演技できた」と振り返りました。
そのうえで今回の優勝について、「今シーズンは自分の思うような演技ができず、これまででいちばんつらいシーズンだった。だからこそこれまでの優勝よりも達成感がある」と話しました。
そして、シニアデビューしてから羽生結弦選手と一緒に出場した大会で、初めて羽生選手を順位で上回ったことについて、「羽生選手が出ていない全日本選手権で3回優勝したが、自分には日本一になった自覚がなかった。日本中の誰もが日本でいちばんうまいのは羽生選手と考えていると思う。自分のスケート人生の大きな目標として羽生選手に一度でいいから勝ってみたかった。自分にとっては特別なこと」と感慨深そうに話していました。
ショートプログラムトップの羽生選手は、冒頭の4回転ループの着氷でバランスを崩しました。続く4回転サルコーは成功しましたが、3回転ジャンプで回転不足の判定や演技後半のトリプルアクセルで転倒するなどジャンプにミスが相次ぎ、172.05と得点が伸びず、フリーでは3位となり、前半との合計282.77で2位でした。
>>1に続く
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