文中
『皇室離脱を賭けた恋』
“結婚できないのなら皇室を離れる。紀子を連れていってイギリスで一緒に暮らす”
◇
礼宮さまと紀子さんのご婚約がスクープされたとき、宮内記者のほとんどが「まさかこんな早く」と思い、その思いとともにひとつの事を思い出さざるをえなかった。
そのひとつの事というのが、『皇籍離脱』問題。昭和天皇が崩御されたばかりの平成元年の春、突如としてこの問題が報道されたときは、あの礼宮さまのことだからそんなお考えもあろうぐらいにしか受け止められなかったが、いまにして思えば、それは紀子さんとのご結婚問題と表裏一体のものだったのだ。
皇室離脱問題とは、礼宮さまがそうした希望を持っている。いや、希望というより、そうしてもかまわないと考えていらっしゃるというもので、もちろん、単なる 噂にすぎなかった。しかし、この噂には真実味があった。いわく、“礼宮さまは兄の浩宮さまに比べて同じ兄弟なのになぜこんなに待遇に違いがあるのか、と不満を抱いている”。いわく“皇室という古い伝統と格式のなかにいては自由な活動ができない、と考えていらっしゃる”という話で、ハタから見れば実に的を得 ているのだ。
しかし、皇族という地位を捨てて民間人になることは、望むのはご自由でも、現実的に承認されることはあり得ない。
ならば、なぜこんな非現実的な話が、噂にせよ立ったのだろう?
「じつをいうと、あの話は噂という程度のものではなかったんです。礼宮さまが『普通の人に生まれたかった』と酔ってこぼされるのを、確かに聞いた人もいるんです」
とは、ある皇室ジャーナリスト。
この話で、もう思い当ると思うが、礼宮さまは宮中内部で、紀子さんとのご結婚に反対されていたようなのである。英国留学に発たれる前、すでにその胸中を両陛下に打ち明けていたといわれるから、両陛下もかなり悩まれたという。
紀子さんとの結婚。それを反対する宮中内部の理由とは、おおまかにいって2つあった。
ひとつは、「お妃になられる方は格式あるお家の方が望ましい」という考え方、つまり、家柄の問題で、それまでの皇太子妃選びのなかでも「旧皇族か旧華族がふさわしい」という声が圧倒的だった。とすれば、川嶋家はこれに該当しない。それどころか美智子皇后のご実家と比べても、川嶋家は財力などの点で確かに劣るのだ。川嶋家は学習院大学の官舎となっている家賃3万3000円の3LDK住まい。紀子さんは、ごく普通の“団地のお嬢さん”にすぎないのだ。
「美智子さまが皇室にお嫁入りになさったときのお道具は、6トン積みのトラックで3台分。今のお金にすれば3億円は下らなかったでしょう。お金持ちのご実家・正田家でも精いっぱいのお支度だったんですよ。3LDKの川嶋家が果してそこまでできるでしょうか」
という女官の声を、若き殿下が聞かなかったとはいいきれない。
>>1に続く
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No.13 天和
20/02/17 10:13:06
イギリスで暮らす生活費は、どうやって稼ぐの?
皇族の人は、一度一人暮らしとかした方がいいと思うよ。セキュリティのある6畳一間護衛はつけて。家賃なし15万くらいでやりくりして、公務の時だけ服レンタル。
美容院いったらどのくらいかかるのか、レクチャーとか受けて。
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No.12 寛政
20/02/17 10:09:31
昔の話
もう
いいよ
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No.11 嘉承
20/02/17 10:06:43
>“礼宮さまは兄の浩宮さまに比べて同じ兄弟なのになぜこんなに待遇に違いがあるのか、と不満を抱いている”。
兄である今上天皇陛下に対して、お支えしていこうとする姿勢が見えない秋篠宮殿下を純粋に残念に思う。
返信
No.10 正和
20/02/08 09:50:38
>>7
秋篠宮さま一家も、ハリー王子夫妻みたいに皇室離脱すればいいのにね。
皇室からはお金もらわないで。
そうしたら、秋篠宮さまも眞子さまも佳子さまも、いくらでも「個人としてー!」って主張してもいいよ。
皇室と無関係になって、個人の責任でお願いします。
返信
No.9 明治
20/02/08 08:29:53
どうせ離脱しろなんて言われねーからと思っていたと思います。
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No.8 寛保
20/02/08 08:27:52
>>7
周囲が反対した結婚って、強行しても結局は何かしら歪みがでてくるもんなんだろうね
小室騒動といい、ヘンリー王子の王室離脱といい
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No.7 富士山
20/01/23 19:03:23
なんか、ヘンリー王子とメーガン妃を思い浮かべてしまった
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2件
No.6 元永
19/12/18 03:23:09
眞子さんと小室も、結婚した後でこうやって美談風に語られるのかなー
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No.5 文政
19/12/17 13:15:45
>>2因果応報かぁ
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No.4 寛永
19/12/17 13:12:54
なんで許しちゃったのかね
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No.3 匿名
19/12/16 16:56:10
喪中
当時の皇太子より先
何なんだろう、、
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No.2 元応
19/12/16 15:59:26
そして小室問題勃発へーーーー
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1件
No.1 主 文中
19/12/16 15:57:43
反対の声のもうひとつは、「兄宮より先にご結婚するのは好ましくない」というものだった。もちろん、皇室には兄より先に弟が結婚してはならないという決まりはない。現に、高円宮さまも兄宮の桂宮さまより早くご結婚されている。しかし、現実を見れば、昭和天皇が崩御されたばかりの喪中とあっては、「なにもそこ まで急がれなくても」という声が強かったという。
礼宮さまは、おそらく悩みに悩んだ。そして、やはり、すべての反対を押し切る道を選んだのである。
礼宮さまが英国留学に旅立たれてからというもの、紀子さんも元気をなくしていた。キャンパスの道を1人でぼんやりと歩きながら、はるか英国の礼宮さまを思えば、将来への不安が胸をよぎる。紀子さんは、すでに大学も最終学年になっていた。
「私、このまま大学院へ進もうと思っているの」
と卒業後のことを聞いた同級生に、この頃、紀子さんは答えていた。
(皇室の伝統的考え方よりも、愛を)と、礼宮さまは決意した。おそらく最も常識的かつ最善の結論を出されたのである。
こうして、『皇室離脱』発言は起こった。
礼宮さまは、当初反対された人々に向かって、
「結婚できないのなら皇室を離れます。紀子を連れていってイギリスで一緒に暮らす」
とまで言ったという。
日本の皇室は、イギリスの王家を手本にしているといわれるが、そのイギリスにもこんな例がある。王位継承権を持っていたウィンザー公が、突如としてアメリカの2度の離婚歴のある女性、シンプソン夫人と結婚したのは、約50年 前。イギリス国民は最初驚き、「なぜウィンザー公は王位を捨てるのか」と批判した。しかし、ウィンザー公はすべての声を無視し、王位を捨てた。一途な愛を 貫くことの方が王位より価値のあることと、ウィンザー公は考えたのである。その考え方がわかったとき、イギリス国民は、今度は喝采を送ってウィンザー公を 賛えたのだった。
礼宮さまも、この道を選ぼうとしたのであろう。
「礼宮さまの態度は一種の賭けといってもいいでしょう。しかし、その情熱は陛下と皇后さまを動かした。両陛下は、伝統的な考えより、むしろこれ以上交際が長びいて破談にならない方がよい、とご判断されたようです」
と、宮内庁関係者。
まさに“皇室離脱を賭けた恋”は、こうして成就することになる。
平成1年8月25日午後4時すぎ、紀子さんの父、川嶋辰彦氏と和代夫人は目白の官舎を正装して出た。茶色のスーツ姿の辰彦氏と水色のスーツ姿の和代さんの緊張をほぐすように、4階のベランダから紀子さんの声が響いた。
「行ってらっしゃいませ」
両親が向かうのは、赤坂御所。とうとう両陛下から正式にお招きをうけたのである。
両陛下はこう決断されていた。
「納采(結納)は喪明けでなければいけないが、婚約を決める皇室会議は喪中でもいいのではないか」
キャンパスで芽生えた恋は、こうして、4年の月日を経て実を結んだのだった。
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