アメブロ【サラ・カーニー】 へのコメント(No.554

  • No.554 こぴぺ

    21/05/01 00:42:03


    中には出てゆくのを拒み、巣に戻ろうとするもの
    もいるそうだ。しかしそういう羽アリは巣の門番の
    「兵隊アリ」に見つかり、かみ殺されるというのだ。

    指名されたら最後、確実に任務を遂行しなければ
    ならないという過酷さ。

    いや。無情。

    生きるための旅立ちなのか、死への旅立ちなのか。

    旧大日本帝国海軍の神風特別攻撃隊を思わせる。

    往路の翼しか持たない、特攻機。
    「死」への航路のためだけの「羽根」だ。

    儚い。つかの間の。エフェメロスの羽根。
    短期的な仕様という意味もある言葉「エフェメロス」。

    なんて悲しい言葉。

    羽アリのあの羽は、産まれて育った巣から飛び立つ
    ためだけの…それは「羽根」だったのだ。

    悲しすぎる。

    人間にはわからない、厳しい蟻社会の中での決められた
    こととは言え、私は不覚にも哀しくて涙がぽろぽろ、
    とめどなくこぼれ落ちてしまった。

    せめて…
    せめて彼らには「生きるための旅立ち」という
    認識であってほしい…と

    願わずにはいられなかった。

    白アリの羽アリのエフェメロスの羽根。

    それは悲しい羽であってはならない、
    それは、有意義な羽でなくては。

    懸命に生きた命に無駄なものなどない、
    ましてや無駄な死など決してありはしない。


    本当はこの記事のタイトルは

    「有意義なるエフェメロスの羽根」と、

    したかったことを最後に記しておきたい。


    サラ・カーニー(Sara Kearney)

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