- なんでも
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だが、その愛馬の弔い方に、同家の運営に関わるボランティアから疑問の声が挙がっているという。
白井家には、動物の飼育や壊れた設備の修繕などを手伝うボランティアが複数人いる。彼らは既報の通り、交通費なども支払われず、無償で白井家に尽くしているのだ。
別の白井家の知人Bさんによると、フルハートは馬房で亡くなり、その後、扉を締め切った状態でしばらく放置されていた。
そして、死後4日が経った頃、白井家を手助けするボランティアに由紀子氏から声がかかったのだという。
ボランティアらが白井家に到着すると、見知らぬ2トントラックが駐車されていた。
傍らでは素手でナタを持った年配の男性が1人で何やら作業をしていたという。
「白井家に入ると、あたりには異臭が漂っていました。
そしてフルハートらがのんびりと歩いていた砂利の庭に、頭や四肢、尻尾が切断された状態の馬の胴体だけが横たわっていたのです」(同前)
ボンティアらは、その現実離れした光景に言葉を失ったという。フルハートの生前の姿を知る彼らにとっては耐え難い状況だった。
「胴体からは、まだ血が滴っていたそうです。ボランティアの人々は『まさかそんな状態だとは思ってもみなかった。
顔も足もないフルハートを直視できなかった』と憔悴した様子で話していました」(同前)
この死んだ馬の処分方法について静岡県の畜産関係者に問い合わせたところ、「庭先で死んだ馬を解体するなんて聞いたことがない」と驚きを隠せない様子だった。
「死んだ獣畜の処理は法律で厳しく定められていて、死んだ馬や牛は『化製場』という施設に専門業者が運び、そこで専用の機械を使って処理されることになっています。
馬はウインチという運搬設備で引っ張って積み込みますので、一般の人が手伝うこともありません。
そういった設備が揃った業者じゃなければ、行政の許可は下りないと思うのですが……」- 1
19/12/08 04:48:40