スケボー女子 岡本碧優（13）が日本人初の大技決めた

11/3(日) 18:42

スケートボードのプロツアー「ＶＡＮＳパークシリーズ」のアジア地区選手権が３日、神奈川・藤沢市で行われ、男子はパークの第一人者・笹岡建介（２０）、女子は９月の世界選手権女王・岡本碧優（みすぐ、１３）＝ともにＰｒｏｓｈｏｐ　Ｂｅｌｌｓ＝が優勝した（採点は非公表）。

笹岡は高いエアとスピード感あふれるランで、会場を大いに沸かせて貫禄の優勝。
「（４本で争う）決勝の１本目をノーミスで滑れて余裕が出た。今後はもっとしっかり世界に近づくための高さ、スピードをつけていけたら」と、落ち着いて振り返った。

その笹岡家に下宿し、間近で技を吸収してきた岡本が、大技を披露した。決勝の３本目。
空中で横向きに回転させたボードをつかむ難易度Ｅの「キックフリップインディグラブ」を決めた。関係者によると世界でも数人しか使えず、日本女子の試合での成功は初という。「大会で決まってうれしかった。４本目では決められず悔しかった」。この大会自体は五輪とは直結しないが、今月に控える五輪ポイント対象大会・ＳＴＵオープン（リオデジャネイロ）に向け、大きな弾みをつけた。