- なんでも
- 仁寿
- 19/10/25 23:52:10
この“集団不倫”で女性刑事A子さんらが処分を受けたのは、2018年秋のこと。“集団不倫”が発覚したきっかけは、A子さんが30代の上長B氏と2人で出張したことだったという。前出の道警関係者が打ち明ける。
「発覚のきっかけは2018年8月頃、A子さんとB氏が道外に出張した際の痴話喧嘩です。当時、不倫関係にあった2人ですが、居酒屋で食事をしている際に喧嘩になってしまった。激しい口論となって、熱くなっている2人を見た居酒屋のスタッフが慌てて警察に通報したのです」
通報により駆けつけた警察官が居酒屋で2人に事情を聞くと、A子さんらは仕方なく同業者であることを“自白”したという。
「もちろんすぐに北海道警に連絡が入り、2人の所属先である函館西署の責任者が現地まで迎えに行く大騒動に発展しました。その後の2人への聞き取りから、A子さんとB氏の不倫ばかりか、A子さんと関係のあった男性警察官の名前が、次々と道警本部の知るところとなった。結果、A子さんや不倫相手の男性警官らには道警本部から訓戒などの処分が下されたのです」(同前)
A子さんは「見た目でいうと、髪型はショートボブで化粧も薄く、ボーイッシュな見た目です。だけど性格は“女子っぽい”」と評するのは、Aさんを知る別の道警関係者だ。
「A子について思い出すのは、イケメンとして有名だった道警の先輩と過去に付き合っていたと話していたこと。先輩のほうは関係を否定していました。ですが、A子は『元カレが……』と吹聴し続けていた。2人が実際にどこまでの関係だったのかはわかりません。ただ、何かしらがあって、正式に交際するかどうかという段になって言い分が違ってきたのかも知れない。周囲の女性警察官からは『A子が“マウント”を取りたい(優位な立場を誇示したい)だけだろう』と噂されていました。その先輩もキリがないと分かって『諦めた』と話していました」
周囲の目を憚らず、男性へのアピールをすることもしばしば。署内の懇親会でも泥酔して、男性警察官に甘える姿がたびたび目撃されていた。
「そんな酔っ払ったA子を『今日は誰が送っていくか』を飲み会の最中に話し合うのが常で、送った人が彼女と肉体関係を持つ、というのが男性警察官の中で暗黙の認識だった。そんなことが日々繰り返され、『A子は尻が軽い』という噂が道警に広まってしまいました」(同前)
今回処分された、不倫関係を持ったB氏もA子さんの直属の上長だった。年上の男性が“不倫対象”となるのには、道警ならではの事情があるという。
「A子さんと飲み会などがきっかけで関係を持ったのは同世代ではなく、既婚の先輩が多かった。というのも、道警で函館勤務している警察官は、道警本部時代などに札幌市内で戸建てを購入した所帯持ち男性が多く、だいたい単身赴任なんです」(同前)
「不適切異性交際」処分が3カ月で13件
関係者のほとんどが函館西署所属か同署出身者のため、「道警内部では“パコ西(函西)案件”と呼ばれている」(同署OB)という今回の騒動。処分の詳細について、「週刊文春デジタル」が道警本部に情報開示請求をしたところ、個別事案の職員名や所属は黒塗りだったが、「異性と不適切な交際をした」とされる「不適切異性交際事案」は、2018年8月から10月までの3カ月に13件も処分されていることが分かった。
8月 3件(警察本部長注意2件〔所轄署巡査部長、同巡査〕、所属長注意1件〔所轄署巡査〕)
9月 8件(方面本部長訓戒1件〔方面本部警部補〕、警察本部長訓戒3件〔道警本部警部、所轄署巡査、同警部補〕、所属長訓戒1件〔所轄署警部補〕、警察本部長注意3件〔道警本部警部補、方面本部巡査部長、所轄署巡査部長〕)
10月 2件(所属長訓戒1件〔所轄署巡査部長〕、警察本部長注意1件〔所轄署巡査長〕)
「9月の『監督上の措置一覧』を見ると、A子さんやB氏と思われる役職や時期が重なる処分が見つかっています。いくら不祥事が多い道警でも、さすがに1カ月に8人も『不適切異性交際事案』で処分されているのは珍しい。A子さんとの関係が発覚して処分された人が多くいたと考えられます」(地元記者)
これらの一連の「集団不倫」騒動、「不適切異性交際事案」の処分について事実確認を申し込むと、北海道警察本部は「個別具体的なことはお答えを差し控えます」と回答した。高知県警でも1人の女性警官をめぐり3人の男性警官が入り乱れる「トリプル不倫」で4件の処分があったことを報じたばかりだが、今回は13件の処分。やはり、「北海道はでっかいどう」だった?
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