【韓国】途上国の優遇措置、返上「すでに先進国と肩を並べるほど発展」

10/25(金) 17:56

韓国の洪楠基（ホンナムギ）・経済副首相は２５日、世界貿易機関（ＷＴＯ）のルールで、先進国との貿易の条件などで優遇措置を受けている「途上国」の地位を返上すると発表した。米国のトランプ大統領が７月に「不公平だ」として見直しを求めていた。

発表によると、韓国は１９９５年のＷＴＯ発足時に途上国として認められ、農業分野などで恩恵を受けてきた。洪氏は、経済成長してきたことを挙げ「すでに先進国と肩を並べられるほど発展した。これからの交渉では優遇措置を主張しない」と述べた。

トランプ氏は、韓国を中国やシンガポールとともに名指しし、「経済大国が途上国だと主張すれば、他の先進国が打撃を受ける」と主張していた。進展がなけいと判断すれば一方的に優遇をやめるとしており、韓国は米国の意向に配慮したものとみられる。